Action 2008年度のCSRアクション

2008年度のCSRアクション

自然とのつながりを大切にし、緑や生きものでにぎわうまち

9. Nature Info Plaza 丸の内さえずり館

銀座ミツバチプロジェクト
毎月、さまざまな環境保護団体を招いて自然に親しむセミナーを開催(写真は「銀座ミツバチプロジェクト」)

新有楽町ビル1 階にあるNature Info Plaza丸の内さえずり館は、都会の中に居ながら自然に親しみ、学び、考え、体験できる場として、三菱地所が社会貢献の一環として運営している施設です。便利な都会で暮らしているうちに地球のリズムを忘れてしまいがちな就業者や来街者に、ときには立ち止まって大地の鼓動に耳を澄ましてみる機会を提供しています。

展示ギャラリーでは、自然保護や環境保全に関した企画展を毎月開催しています。毎月異なるテーマを設け、その分野で活躍している環境保護団体との協働により実施しており、関連イベントやセミナーも開催しています。さまざまな観点から自然環境を考えることで、自然の大切さや人との係わり方についての知識を深めることができます。

その他、丸の内近辺でのフィールドイベントも数多く行っています。とりわけ「皇居東御苑の自然観察」は、2008年度に9回開催し、延べ約470名にのぼる多くの方々にご参加いただきました。

世界へ、いい波紋を広げるまち

10. 世界の先例となるまちへ
環境モデル都市

都市型の温暖化対策モデル
千代田区は都市型の温暖化対策モデルを提示し、環境と経済の両立をめざす


2009年1月、大丸有エリアを含む千代田区が国から「環境モデル都市」に選定されました。

環境モデル都市とは、日本がめざす「低炭素社会」の具体的モデルを国内外に示すため、先駆的な取り組みに挑戦する都市です。日本全国で13都市が選ばれ、東京都内では唯一の選定自治体となりました。自治体が提出した環境対策計画の実現に向け、関係省庁が連携して支援が行われます。

千代田区の計画の中で大丸有エリアは、環境共生型ビジネスタウンの形成を図り、都市型の地球温暖化対策モデルを提示していきます。具体的には、地域冷暖房施設の高度化や、未利用熱利用などによるエネルギー効率向上推進、東京湾と皇居をつなぐ「風の道」を創出する広場や並木の整備、グリーン物流のモデル構築、東京駅におけるクリーンエネルギー導入などに取り組みます。

実現に向けた調査研究として、学識者や大丸有エリアのエネルギーインフラ事業者、国土交通省、東京都、千代田区などの参加で、「先導的都市環境形成促進事業」による調査を行い、主に地域冷暖房システムの高度化についての方向性を探りました。

11. 挑戦する都市の哲学を語る
丸の内地球環境倶楽部キックオフシンポジウム

丸の内地球環境倶楽部キックオフシンポジウム
大丸有の挑戦への期待を語るラズロ博士(右)と、インタビュアーを務める野中ともよ氏

2008年10月に丸ビルホールにて、企業が連携して環境問題を研究するネットワーク「丸の内地球環境倶楽部」の発足を記念したシンポジウムを行いました。

伊藤滋エコッツェリア協会理事長による挨拶の後、世界賢人会議と評される「ブダペストクラブ」会長を務める哲学者のアーヴィン・ラズロ氏が来日し、「持続可能な文明創造への挑戦」と題して基調講演を行いました。

「自らが宇宙や地球という大きなシステムの一部であり、未来や世界を創造する主体であることに気づくこと」の重要性について語られました。その後、エコッツェリアのプロデューサー陣により「都市のデザイン」や「実践的環境コミュニケーション」についてプレゼンテーションや議論が行われました。

12. エコな生活と仕事のスタイルを提案する
SoulSwitch in MARUNOUCHI

クールビズ・オブ・ザ・イヤー2008
SoulSwitchなど、大丸有エリアとしての環境活動が評価され、大丸有協議会の福澤武会長が「クールビズ・オブ・ザ・イヤー2008」を受賞

エコライフスタイルとエコワークスタイルを提案するイベント「SoulSwitch in MARUNOUCHI」を7月30日から8月3日にかけて行いました。

安藤忠雄氏や養老孟司氏、出井伸之氏らが参加したシンポジウムのほか、仕事、食、コミュニケーション、家族など10 のカテゴリーでトークライブやワークショップ、展示などを展開しました。

併せて東京国際フォーラムでスペシャルライブを開催し、参加アーティストから環境に関するメッセージが来場者に伝えられました。

他の地域に支えられていることへの、 責任を果たすまち

13. さまざまな地域の食と作り手に出会う
「EAT JAPAN in Marunouchi」

日本の食の問題を解くカギは都市にある──大丸有コミュニティの思いと、農林水産省が国民に食料自給率向上を呼びかける「FOOD ACTION NIPPON プロジェクト」が呼応して2008年10月に「EAT JAPAN in Marunouchi」が開催されました。

石破茂農林水産大臣の立ち会いのもと、食にさまざまな形で関わる方々によるシンポジウムやトークショーを行いました。大丸有エリアにお店をもつシェフたちが薦める生産者が全国から集まったマルシェ(市場)も開かれ、レストランでも国産食材をふんだんに使ったメニューが展開されました。食と農に関するこだわりを直接聞き、感じる場となりました。

このイベントを契機に、世界へ食育を発信するシェフのネットワーク「丸の内シェフズクラブ」が発足し、定期的に国産食材を販売する「東京丸シェフ マルシェ」の第1回が2009年2月に開かれました。

14. 地域と顔が見えるお付き合い
「浅間山麓元気アッププロジェクト」
「空と土プロジェクト」

間伐体験ツアー
大丸有エリアの就業者が参加した間伐体験ツアー。初めて木を切る経験をした人も多かった

都市と地方が正しくつながろう。そんな思いをはぐくむ地域連携プロジェクトがはじまっています。

長野県小諸市など浅間山麓地域と東京駅周辺地域のコラボレーションによるものが「浅間山麓元気アッププロジェクト」です。「東京・丸の内地球環境の森」の設営とふるさと納税制度を組み合わせた省CO2対策、CATV 網を活用した第二通信網構築やワンセグ放送事業を活用した相互防災応援などの安心・安全対策、環境貢献活動ツアーなどを通じた相互訪問促進などが進められています。小諸市の住民と大丸有エリアの就業者が顔を合わせて語るワークショップも開催されました。

三菱地所グループが核となり、山梨県北杜市を舞台に行われるものが「空と土プロジェクト」です。農山村部の現状や課題を知り、都市と農山村が互いを理解しながらともに元気に成長していく活動です。「NPO 法人えがおつなげて」と協働して、開墾体験、間伐体験、親子自然体験ツアーなどが行われました。


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