「大丸有環境ビジョン」の実現に向けた「大丸有環境ロードマップ」の策定状況についてご報告します。
大丸有環境ロードマップ
大丸有地区再開発計画推進協議会(以下協議会)では2007年5月に「大丸有環境ビジョン」を発表しました。このビジョンは、未来を見据えて環境共生型都市モデルのデザインを示し、大丸有地区のコミュニティが一体となって具体化を推進していくことを広く社会に宣言するものです。
現在、このビジョンの実現に向け、大丸有地区において今後も連鎖的に進展してゆく再開発計画を推進する上で、どのような実行計画や施策を導入していくかについて、計画の基本理念と、技術やノウハウ導入シナリオを具体的に整理した「大丸有環境ロードマップ」を策定しています。
「大丸有環境ロードマップ」策定のステップ
ステークホルダーとの対話の中から主要な課題を探る世界のサステナビリティのために大丸有コミュニティに何ができるか、またその中でどのようにして大丸有コミュニティのブランド価値を向上していくことができるかを明確にする必要があります。そこで、大丸有コミュニティのステークホルダーや有識者との対話を重ね、主要な課題を探っていきます。
2008年春には、ステークホルダーを代表する方々にお集まりいただいた、第1回ステークホルダーズ・ミーティングを開催しました。また、2008年度に開催予定のシンポジウムにて「大丸有環境ロードマップ」の策定状況についても中間報告を行い、多くの方のご意見をうかがう予定です。
「大丸有 環境ビジョン」の実現に向け、目標を定める
ステークホルダーの声を参考にしながら、短期(2010~2020年)、中期(2020~2030年)、長期(2030年~)の目標を定めます。可能な限り定量的な目標とし、進捗を図ることができるようにしていきます。
目標を達成するための行動計画・施策を決める
目標を達成するためには、大丸有コミュニティが取り組むべき具体的な行動計画や施策を策定する必要があります。
行動計画や施策を実施するにあたっては、大丸有コミュニティの様々なステークホルダーの協力が欠かせないため、策定のプロセスにも多くのステークホルダーを巻き込みながら、協働して取り組むことができる内容としていきます。
2007年度の活動成果
2007年度においては、まず上位計画としての「大丸有地区まちづくりガイドライン」(2008年改定予定)と「大丸有環境ビジョン」をうけた地区のゾーニング計画に基づく将来像を想定し、協議会での意見聴取を重ねた上で、環境、防災、交通などの様々な分野の機能を合理的に統合することを検討しました。
そして、今後の技術進歩に伴うシステムの更新に柔軟に対応可能な「統合型プラットフォーム」の概念を提示しました。あわせてエネルギーシステム、水・資源循環システム、情報システム、交通システムの領域で、主に面的なハードウェアの整備における適用可能性や技術水準、開発動向に関する「技術ロードマップ」を策定しました。
今後の活動計画
2008年度以降は、実際の再開発計画や要素技術の進展、コミュニティ内の合意形成の方向性、活動エンジンとなる組織や事業体の形成状況を鑑み、随時更新を加えていきます。
また、大丸有地区が推進する「水と緑のネットワークづくり」や、隣接する皇居のお堀や日本橋川の整備とも連動した、自然生態系や景観保全への貢献、一般生活者向けの環境情報の可視化やエコポイントシステム等の参加の仕組み、それらを総合的に評価するための指標づくりなどのソフトウェアの整備についても、ステークホルダーズ・ミーティングや、有識者や技術者を含めたワーキンググループ等を開催し、議論を深めながら更新を重ねていきます。





















