丸の内地球環境倶楽部

第2回地球大学アドバンス「『温暖化地獄』脱出のシナリオ ー いま求められる環境ビジョンとエコイノベーション」

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日時: 2008年1月28日 (月) 18:00〜20:00 ※終了しました

ゲスト:
山本良一氏(東京大学生産技術研究所教授)
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トピックス

・"TippingPoint"を超えた地球? もはや+2°C以内に抑えるのは不可能? ・残された時間は「10年」??気候変動によるGDP損失は最大20%、対策費は1% ・日本は「2050年までにCO2の80%削減」を政策目標として掲げるべき   -G8洞爺湖サミットにむけてのリーダーシップ ・温暖化地獄から脱するエコイノベーション、エコビジネスの具体的な可能性 ・「丸の内」が変われば日本が、世界が変わる

プロフィール

山本良一(やまもと・りょういち)

1946年生まれ。東京大学工学系研究科大学院博士課程修了、工学博士。

1992年より東京大学生産技術研究所教授。専門は材料科学、持続可能製品開発論、エコデザイン。学外でも国際グリーン購入ネットワーク(IGPN)会長、通産省LCAプロジェクト運営委員長、環境報告書ネットワーク顧問、 ISO/TC207/SC3(環境ラベル)日本国内委員会委員長を歴任し、多数の役職・アドバイザーを務める。地球環境と共存するパラダイムシフトの実現に向けた献身的な活動は、海外でも高く評価されている。

著書に『地球を救うエコマテリアル革命』『戦略環境経営エコデザイン』『サステナブル・カンパニー』 『1秒の世界(責任編集)』『世界を変えるお金の使い方(責任編集)』『気候変動 +2°C(責任編集)』など、ほか多数。

竹村真一(たけむら・しんいち)竹村真一(たけむら・しんいち)
Earth Literacy Program 代表
エコッツェリア・コンテンツプロデューサー

京都造形芸術大学教授。Earth Literacy Program代表。東京大学大学院文化人類学博士課程修了。地球時代の人間学を考究しつつ、ITを活用した独自な地球環境問題への取組みを進める。

Sensorium(97年アルス・エレクトロ二カ・グランプリ受賞)、デジタル地球儀「触れる地球」(05年グッドデザイン賞・金賞)や「100万人のキャンドルナイト」「aqua scape」など、さまざまなプロジェクトを推進。環境セミナー「地球大学」主宰。07年「water」展ではコンセプト・スーパーバイザーとして企画制作に携わる。08年7月の北海道・洞爺湖サミットでは、 国際メディアセンター(IMC)内の環境ショーケースにおける「地球茶室」の総合企画・プロデュースを担当。

新著「地球の目線」(PHP新書)など著書多数。2009年4月26日よりラジオ「GLOBAL SENSOR」がJ-WAVE 81.3にて(偶数月の第4日曜25時〜)放送開始。

竹村真一プロジェクトサイト: http://www.elp.or.jp/

イベントレポート


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(1)地球の現況と問題提起
温暖化の原因とされるCO2の蓄積量、CO2が堆積する仕組みについての説明からはじまり、地球の人口増大に対しての他の生物種の絶滅状況、急速に進む地球温暖化について行わなければならない課題、産業革命から現在までの急速な経済発展における爪痕を掲示。問題は世界の発展にあるとして、今後の経済発展の方向を示唆。地球における責任の置き方は千年単位で考えなければならない状況まできている。

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(2)世界で起こっている温暖化による影響とこれから起こると予測される影響
竹村氏の提案する「温暖化地獄」をレベル別に説明。遠い未来の話としてではなく、数年後の話として警告。また、世界中で起こっている自然災害(グリーンランド氷床の融解、洪水、サイクロンの発生、飢餓、干ばつ、自然火災など)を通して地球の危機を訴える。また、自然災害における膨大な経済損失を示唆。

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(3)科学者たちの見解
ジェームス・ラブロック、レントンをはじめとする世界の科学者たち別に彼らが掲示する地球の変動と対策法を説明。科学者たちの予想を上回る早さで地球温暖化による地表の変動が起こっているという真実。温暖化が加速している原因を、人類の危機感の薄れとして、日本においても同じだとする。

(4)日本企業の地球温暖化における対策傾向
地方自治体や企業によるCO2削減に向けての行動を例に挙げて説明する一方で、国の行動の鈍さを指摘。世界中で始まろうとしている二酸化炭素排出権巡る動きに日本も参加するなどの早急な対策が必要だと主張。話はさらに、日本の食料自給率低下の危険性までに広がった。

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(5)山本氏の見解・提案
「2℃ 450ppmシナリオ(地球の表面温度を2℃下げる、二酸化炭素濃度を450ppmに下げる)」を主張。カーボンリスクをカーボンチャンスに変えなければならないとし、そこにこそ、エコイノベーション、エコビジネスの具体的な可能性が見えてくるとした。
例)アマゾンは、1日山の手線の大きさの面積森林が消えている
→森をきるなというのは不可能に近い
→森を守ったほうが利益になるようなシステムをデザインする

(6)まとめ
「地球温暖化へ戦線布告せよ!」をメッセージとする一方で社会、国民全体がやる気にならないと進まないと訴える。利益追求型の時代に終わりを告げ、本当に必要なものが何であるかという点を議論すべきであって、そこからカーボンチャンスが広がっていくとした。

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