丸の内地球環境倶楽部

第4回地球大学アドバンス「21世紀型企業の在り方とジャパンビジョン ー G8サミットイヤーにむけて、日本企業、国家としての日本の在り方を考える」

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日時:
2008年3月10日 (月) 18:30〜20:00 ※終了しました

ゲスト:
野中ともよ氏(ガイア・イニシアティブ代表、前三洋電機会長)
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トピックス

・"GAIA軸"というコンセプトが企業をいかに変えたか?

・「エネループ」「アクア」誕生の背景〜企業シーズをいかに掘り起こし再編集するか?
・いま世界の風は?そのなかでの日本企業、国家としての日本
・G8サミットイヤーにむけて〜日本の地球貢献ビジョン

プロフィール

野中ともよ(のなか・ともよ)

上智大学大学院文学研究科前期博士課程終了。1979年より、NHK、テレビ東京等で多数の番組キャスターを務める。2001年4月~2005年3月日興フィナンシャル・インテリジェンス株式会社理事長。 2002年3月~2007年3月アサヒビール株式会社取締役。2002年6月より三洋電機株式会社取締役、2005年7月より同社代表取締役会長を務め 2007年3月退任。
2007年8月NPO法人ガイア・イニシアティブ(www.gaiainitiative.org)設立。代表を務める。

竹村真一(たけむら・しんいち)竹村真一(たけむら・しんいち)
Earth Literacy Program 代表
エコッツェリア・コンテンツプロデューサー

京都造形芸術大学教授。Earth Literacy Program代表。東京大学大学院文化人類学博士課程修了。地球時代の人間学を考究しつつ、ITを活用した独自な地球環境問題への取組みを進める。

Sensorium(97年アルス・エレクトロ二カ・グランプリ受賞)、デジタル地球儀「触れる地球」(05年グッドデザイン賞・金賞)や「100万人のキャンドルナイト」「aqua scape」など、さまざまなプロジェクトを推進。環境セミナー「地球大学」主宰。07年「water」展ではコンセプト・スーパーバイザーとして企画制作に携わる。08年7月の北海道・洞爺湖サミットでは、 国際メディアセンター(IMC)内の環境ショーケースにおける「地球茶室」の総合企画・プロデュースを担当。

新著「地球の目線」(PHP新書)など著書多数。2009年4月26日よりラジオ「GLOBAL SENSOR」がJ-WAVE 81.3にて(偶数月の第4日曜25時〜)放送開始。

竹村真一プロジェクトサイト: http://www.elp.or.jp/

イベントレポート

(1)21世紀型企業とは?
「クリントン・イニシアティブ」に参加したこともある野中ともよ氏が感じた世界の中の日本は、20世紀型から21世紀型の社会作りをしなければならないということだった。今までの経営では通用する時代は終わったのだ。

(2)"Think GAIA"の成功理由
「日本でよくても世界でだめな経営戦略なら意味がない。」と訴え、誰にでもわかるようなキーワード、社員全員が共有できるビジョン、新しいアルゴリズムの構築をしていくことが必要とした。野中氏の場合、8000人の社員に対して、3つの技術に分け、「地球に貢献するため」というテーマに植え付けるという行動をとった。

(3)"Think GAIA"の方法
長年培われた企業文化などのDNA、ファイナンシャル基盤を新しく作り直す。"Think GAIA"のビジョンを具現化するプラットフォームにすることによって、下から上げていくスピードと、上からも引っぱり上げていくことができた。何より大切なのはビジョンであると強調した。

(4)"GAIA"軸とは?
どんなに経済大国になっても地球を汚していることに変わりはない。今までの経営を表で表すとX軸が収益性、効率がY軸であった。そして、このX軸とY軸の面積が広い企業がいいとされていた。しかし、これからは、地球にとって価値のあるものなのかということを示す、"GAIA"軸(G軸)から導き出される体積によって企業価値をはかることが重要である。地球規模で成功する企業は、"GAIA"軸をコアコンピタスとし、それが日本的経営の主流となっていることを積極的に発信していきたいと訴えた。

(5)"Think GAIA"から生まれたエネループ
「売り上げを伸ばすためだけではなく、売り上げを伸ばすための商品が世界をよくするものであれば売れる。」という思いを企業全体で共有することによって、使い捨てない電池「エネループ」から、さらにエネループユニバースが誕生。三洋電気の枠を超えてのつながりが生まれ、志が同じ仲間たちが集まった。そのことにより共同プロジェクトが増えていった。この経営スタイルが、デザインとして評価されグッドデザイン大賞を獲ったことは、大きな結果である。

(6)様々な形の"Think GAIA"
「ウィルスウォッシャーユニバース」は、加湿器、空気洗浄機などがあるが、その全てが異なる企業から生まれている。また、水を使わない洗濯機「アクア」は、半導体チームの水を綺麗にするテクノロジーを使用し、洗濯機チームとタッグを組んだことによる成果だ。

(7)NPO「ガイア・イニシアチブ」
日本が洞爺湖サミットに向かって行うべきことは、「軍事力、経済力、文化力」を偏狭なナショナリズムではなく、新しく再編集すること。そして、環境技術の先進国として「日本がいてくれてありがたい」という国へのポジショニングを3年以内にしていかなければならないとした。日本の力を今のうちにG軸に集めて発露していくプロジェクトを立ち上げなければならない。そのために、「鎮守の森」プロジェクトを開始。これから活動していく予定。

(8)まとめ
株主として企業を選ぶ際、その企業がG軸を持っていることをあたりまえとし、社会的にもそのようなリテラシーが求められる時代がもうすぐ来る。そのためにも、企業は今から行動を始めなければならない。

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