
テーマ:TOKYOが牽引する日本のエネルギー構造改革
日時:2010年6月28日 (月) 18:30~21:00
ゲスト:山家 公雄 氏(エネルギー戦略研究所株式会社 取締役 研究所長)
福泉 靖史 氏(三菱重工業株式会社 エネルギー・環境事業統括戦略室 次長)
井上 成(三菱地所・都市計画事業室副室長/エコッツェリア協会事務局長)
企画・司会:竹村真一氏(Earth Literacy Program代表/エコッツェリアプロデューサー)
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モデレーターからのコメント
この4月から丸の内・新丸ビルで始まった「生グリーン電力」――。従来のグリーン電力は、自然エネルギーの付加価値を電力証書という形で購入する名目上のもので、実際に送られてくる電力自体は自然エネルギーに限定することは出来ませんでした。それに対し、今回のプロジェクトは、東北地方の風力や北海道の水力発電と直結した送電システムにより、実際に自然エネルギーだけで東京の巨大オフィスビルの電力を100%賄おうという野心的なもの。これは東京に風車を立てなくても、東京と地方の「地域連携」によって日本全国に風車を増やす牽引力に東京はなりうる、ということを示しています。
とはいえ電力需給の変動を考えれば、"100%グリーン電力"をつねに達成するのは容易ではありません。エネルギー構造改革は発電のグリーン化だけでは達成できず、創った電気を多様なかたちで貯め、あるいは余った電力を地域間で柔軟に融通しあう仕組みが必要となります。また需要側―供給側双方がリアルタイムに協調しあって、電力のピークロードを抑えながら無駄な発電やコストを削減してゆく"スマート"な電力網とプロシューマー型コミュニティのデザインが重要です。
いわば都市の呼吸のように変動するエネルギー需給をホロニックに調節する、感覚神経系を備えた都市インフラの構築。そこでは蓄電機能を備えた電気自動車(EV)や個々の家庭も、都市のなめらかな呼吸を担う細胞(アクター)として参加してゆくことになるでしょう。今回はこうした問題を都市・ビルマネジメント、スマートグリッド技術、そして自動車も含めた都市インフラ・デザインという3つの専門の立場から論じていただきます。
●日本型スマートグリッドの可能性~需給調整の双方向化・シグナル化、プライシング
●自動車を未来の電力ネットワーク端末として位置づける社会ビジョン
●プロシューマーによるスマート・コミュニティ形成~それを促進する社会制度設計
●巨大なエネルギー需要地・需給調整地としてのTOKYOのポテンシャル
●地域(電力供給地)での経済活性の具体化(産業創出、雇用等)
開催概要
18:30 開演
21:00 閉会
*名刺にて照会いたします。名刺(社員証)を必ずご持参下さい。
エコッツェリア会員企業に非所属の方:2,000円
大成建設株式会社、株式会社竹中工務店、戸田建設株式会社
モデレータプロフィール
竹村真一(たけむら・しんいち)
京都造形芸術大学教授。Earth Literacy Program代表。東京大学大学院文化人類学博士課程修了。20代には世界約70カ国を踏破。地球時代の新たな「人間学」を提起しつつ、ITを駆使した地球環境問題への独自な取組みを進める。
'96年に制作したウェブ作品Sensoriumは電子アートの登竜門アルス・エレクトロ二カでグランプリを受賞。その後、「触れる地球」(05年グッドデザイン賞・金賞)や「100万人のキャンドルナイト」、ユビキタス携帯ナビ「どこでも博物館」(05年国連情報社会サミット日本最優秀賞)、洞爺湖サミットIMC「地球茶室」(08年)、六本木・21_21デザインサイト「Water」展(07年)などをプロデュース。06年4月から、環境セミナー「地球大学」を丸の内で主宰。J-WAVEのナビゲーターもつとめ、現在は「Jam the World」内の"Global Sensor"(月曜~金曜、毎日夜9時45分~50分放送)で地球環境への新たな視点を提示している。
著書に「地球の目線」(PHP新書)、「Water」(ワールドフォトプレス)、「宇宙樹」「22世紀のグランドデザイン」(慶応大学出版会)など。
竹村真一プロジェクトサイト:http://www.elp.or.jp/
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