
テーマ:TOKYOが日本の森を元気にする
日時:2010年7月26日 (月) 18:30~20:30
ゲスト:北川原 温氏 (東京芸術大学 教授 /北川原温建築都市研究所 主宰)
小沼 伸太郎 氏 (三菱地所ホーム株式会社 発注統括室長)
企画・司会:竹村真一氏(Earth Literacy Program代表/エコッツェリアプロデューサー)
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モデレーターからのコメント
日本の森を元気にする鍵は、意外にもTOKYOのような都市が握っているのかもしれません。森を手入れし、間伐材を健全に循環させるには、木造住宅の建設や家具・製紙などに間伐材を有効に利用し、かつそれを大規模な需要に基づいて安定的に流通させる仕組みが必要です。つまり潜在的な需要地である都市とその周辺の森との「地域間連携」のデザインが重要になるのです。
その意味で、東京芸術大学教授で建築家の北川原温氏が推進する、宮大工の「木組み」を生かした木造プレハブ住宅のシステム化、それによる地産間伐材の循環利用の試みは大きな示唆を与えてくれます。従来の工業的な木材利用の枠を超えて、木を生命素材として活かす伝統工法の考え方を取り入れながらも、それを大量生産・大量流通可能な形でユニット化し、木材の地産地消が健全な森づくりを支えていくような構造をつくる。木造住宅は、CO2排出削減の観点からも最も環境負荷の低い建築工法ですが、単体としての住宅の質をこえて、いわば「木の家づくりが森づくり、国づくりにつながる」ようなソーシャルデザインがいま求められています。
都市に暮らす私たちのライフデザインが、地方の森を元気にする──。丸の内で始まった「生グリーン電力」が日本中のグリーン化と風車増設の起爆力となるように、この東京のど真ん中から、日本の森づくりのビジョンを語るような動きを本格化していきたいものです。
開催概要
18:30 開演
20:30 閉会
*名刺にて照会いたします。名刺(社員証)を必ずご持参下さい。
エコッツェリア会員企業に非所属の方:2,000円
大成建設株式会社、株式会社竹中工務店、戸田建設株式会社
モデレータプロフィール
竹村真一(たけむら・しんいち)
京都造形芸術大学教授。Earth Literacy Program代表。東京大学大学院文化人類学博士課程修了。20代には世界約70カ国を踏破。地球時代の新たな「人間学」を提起しつつ、ITを駆使した地球環境問題への独自な取組みを進める。
'96年に制作したウェブ作品Sensoriumは電子アートの登竜門アルス・エレクトロ二カでグランプリを受賞。その後、「触れる地球」(05年グッドデザイン賞・金賞)や「100万人のキャンドルナイト」、ユビキタス携帯ナビ「どこでも博物館」(05年国連情報社会サミット日本最優秀賞)、洞爺湖サミットIMC「地球茶室」(08年)、六本木・21_21デザインサイト「Water」展(07年)などをプロデュース。06年4月から、環境セミナー「地球大学」を丸の内で主宰。J-WAVEのナビゲーターもつとめ、現在は「Jam the World」内の"Global Sensor"(月曜~金曜、毎日夜9時45分~50分放送)で地球環境への新たな視点を提示している。
著書に「地球の目線」(PHP新書)、「Water」(ワールドフォトプレス)、「宇宙樹」「22世紀のグランドデザイン」(慶応大学出版会)など。
竹村真一プロジェクトサイト:http://www.elp.or.jp/
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