
テーマ:循環型社会のデザイン──都市型3Rの可能性
日時:2010年12月16日 (木) 18:30~20:30 (20:30~21:30 懇親会)
※12月は木曜日の開催となります。お間違えの無いようご注意ください。
※講演終了後に懇親会を予定しています。(20:30~21:30)
ゲスト:益田文和氏
(インダストリアルデザイナー、 (株)オープンハウス 代表取締役、東京造形大学 デザイン学科 教授 )
企画・司会:竹村真一氏(Earth Literacy Program代表/エコッツェリアプロデューサー)
開催概要をPDFでダウンロード
モデレーターからのコメント
自然界にゴミはありません。落ち葉や糞尿、私たちの吐き出すCO2まで、生物の排泄物や死骸は基本的に他の生物の栄養となり、循環的なサイクルを形成しています。
ゴミが出るのは私たちの文明の未熟さの証しである、「ゴミはデザインの失敗」かもしれない。
――そうした考え方から、廃棄物(ゴミ)が出てからその処理やリサイクルを考えるのではなく、モノの生産段階から廃棄物が発生しない素材の選択やパーツ毎の分別処理のしやすい設計(いわば"壊しやすいデザイン")を考える発想がようやく一般的になりつつあります。
欧州を中心に拡がりつつあるC2C("Cradle to Cradle"=揺りかごから揺りかごまで)の考え方はその典型でしょう。必ず生物的循環か工業的循環が可能なモノづくりの標準化、リユース・リサイクルによってむしろ素材の質が向上する「アップサイクリング」、製品の生産・販売だけでなく使用後の回収・循環までメーカーが責任を負う「エコリース」など、20世紀の産業文明や従来の対症療法的なリサイクルの考え方を根本からくつがえす新たなスタンダードが生まれつつあり、そうした困難な基準にあわせて大胆な自己変革を試みる企業が増えています。もとより都市生活のハイテク廃棄物を資源の宝の山とみる「都市鉱山」の発想も、今後の資源制約の時代をにらんで加速が求められます。
今回はこうした資源循環と新たなモノづくりのパラダイムを「デザイン」の視点から語ってみたいと思います。また都市型リサイクルの新たな動き、たとえばデザインの力でリサイクル・リユースに新たな風を吹き込む「パス・ザ・バトン」や、古紙・木材資源の循環利用を先駆的に進めてきた「オフィス町内会」などの事例もあわせて紹介します。
~1つの設計と素材選択が数十万台の製品と数百トンの廃棄物につながる「デザイナーの責任」
● C2C~「リサイクル」を超える思想
● モノの来し方・行く末、背景にある「物語」まで含めて何(What)をデザインするか?
● 都市型3Rの新しい風 ~ 事例報告:「パス・ザ・バトン」「オフィス町内会」
●「 生命の尺度」からの文明デザイン
開催概要
18:30 開演
20:30 懇親会
21:30 閉会
*講演終了後「懇親会」を予定しております。
*名刺にて照会いたします。名刺(社員証)を必ずご持参下さい。
エコッツェリア会員企業に非所属の方:2,000円
大成建設株式会社、株式会社竹中工務店、戸田建設株式会社
モデレータプロフィール
竹村真一(たけむら・しんいち)
京都造形芸術大学教授。Earth Literacy Program代表。東京大学大学院文化人類学博士課程修了。20代には世界約70カ国を踏破。地球時代の新たな「人間学」を提起しつつ、ITを駆使した地球環境問題への独自な取組みを進める。
'96年に制作したウェブ作品Sensoriumは電子アートの登竜門アルス・エレクトロ二カでグランプリを受賞。その後、「触れる地球」(05年グッドデザイン賞・金賞)や「100万人のキャンドルナイト」、ユビキタス携帯ナビ「どこでも博物館」(05年国連情報社会サミット日本最優秀賞)、洞爺湖サミットIMC「地球茶室」(08年)、六本木・21_21デザインサイト「Water」展(07年)などをプロデュース。06年4月から、環境セミナー「地球大学」を丸の内で主宰。J-WAVEのナビゲーターもつとめ、現在は「Jam the World」内の"Global Sensor"(月曜~金曜、毎日夜9時45分~50分放送)で地球環境への新たな視点を提示している。
著書に「地球の目線」(PHP新書)、「Water」(ワールドフォトプレス)、「宇宙樹」「22世紀のグランドデザイン」(慶応大学出版会)など。
竹村真一プロジェクトサイト:http://www.elp.or.jp/
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