
第42回地球大学アドバンス [コミュニティ・セキュリティの再構築] シリーズ 2 "首都圏大震災―予防減災への課題"
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第42回地球大学アドバンス [ コミュニティ・セキュリティの再構築] シリーズ 2
"首都圏大震災―予防減災への課題"
日時:2011年7月25日 (月) 18:30~20:30 18:00開場
企画・司会:竹村真一氏(Earth Literacy Program代表/エコッツェリアプロデューサー)
ゲスト:高嶋哲夫氏
開催概要をPDFでダウンロード
モデレーターからのコメント
"3.11"東日本大震災は「未然形」の震災である。
被災地の復旧と支援に専念すればよかったこれまでの自然災害と違い、今回の震災は東北の復興と同時に、日本全国の近未来の震災・津波リスクへの対処が急務である。 "壊されたら直す" という災害先行型の国から、 "未然に被害を最小化する" 予防減災の国へと脱皮できるかどうかが、日本の未来を大きく左右する。
特に今回、東北に比べれば軽微な被害で済んだにもかかわらず100万人規模の帰宅困難者を出した東京首都圏の「脆弱性」は誰の目にも明らかだろう。だが首都圏直下型地震、東海・東南海地震の発生が近未来に確実視される中で、その被害想定と防災対策は十分というにはほど遠い。
『巨大地震の日』、小説『M8』などで著名な高嶋哲夫氏は、近未来の首都圏大震災の被害想定のベースに、いまだに関東大震災や阪神大震災のデータが使われていることに疑問を投げかける。
東京は23区内だけでも人口は阪神大震災の被災地域の6倍近く、JR利用者数は17倍で、朝夕のラッシュ時には200万人を超える人々が電車の中にいる――そんな時間帯に巨大地震や津波が起これば、これまでの東京都や政府の中央防災会議の被害想定ではおよそ済まないはずだ。地下鉄の浸水や地下街での火災(酸欠)など、従来型の震災の死傷者想定をはるかに超えた様々なリスクも考えねばならない。
3.11東日本大震災は、大量の帰宅困難者を出すといういわば予行演習を通じて、「東京のコミュニティ・セキュリティの再構築」という百年来の国家的課題にとり組む最後のチャンスを与えられたと考えるべきだろう。4つのプレートの境界線上に位置する世界最大のメガシティに生きる者として、「いま、そこにあるリスク」を正面から見据えてみたい。
開催概要
18:30 開演
20:30 閉会
*名刺にて照会いたします。名刺(社員証)を必ずご持参下さい。
エコッツェリア会員企業に非所属の方:2,000円
大成建設株式会社、株式会社竹中工務店、戸田建設株式会社
ゲストプロフィール
高嶋哲夫(たかしま・てつお)氏
1949年生まれ。岡山県玉野市出身。慶応義塾大学大学院修士課程修了。
日本原子力研究所(現、日本原子力研究開発機構)研究員を経て、カリフォルニア大学に留学。日本推理作家協会、日本文芸家協会、日本文芸家クラブ会員。
1994年『メルトダウン』で第1回小説現代推理新人賞受賞。1999 年『イントゥルーダー』で第 16 回サントリーミステリー大賞・読者賞をダブル受賞。2007年『ミッドナイトイーグル』が松竹・ユニバーサル映画による日米共同製作で映画化。2010年には『風をつかまえて』が第56回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書(高等学校の部)に選定されている。
1995年、神戸で阪神・淡路大震災に被災して以降は、『M8』『TSUNAMI』『東京大洪水』『巨大地震の日』(全て集英社)、『アニマート』(漫画原作。週刊ヤングジャンプにて連載)、『巨大地震の後に襲ってきたこと』(宝島社)と、様々な形を通して防災に関する啓蒙も行っている。
モデレータプロフィール
竹村真一(たけむら・しんいち)
京都造形芸術大学教授。Earth Literacy Program代表。東京大学大学院文化人類学博士課程修了。20代には世界約70カ国を踏破。地球時代の新たな「人間学」を提起しつつ、ITを駆使した地球環境問題への独自な取組みを進める。
1996年に制作したウェブ作品Sensoriumは電子アートの登竜門アルス・エレクトロ二カでグランプリを受賞。その後、「触れる地球」(2005年グッドデザイン賞・金賞)や「100万人のキャンドルナイト」、ユビキタス携帯ナビ「どこでも博物館」(2005年国連情報社会サミット日本最優秀賞)、洞爺湖サミットIMC「地球茶室」(2008年)、六本木・21_21デザインサイト「Water」展(2007年)などをプロデュース。2006年4月から、環境セミナー「地球大学」を丸の内で主宰。J-WAVEのナビゲーターもつとめ、現在は「Jam the World」内の"Global Sensor"(月曜~金曜、毎日夜9時45分~50分放送)で地球環境への新たな視点を提示している。
政府の東日本大震災「復興構想会議」検討部会委員も務める。
著書に「地球の目線」(PHP新書)、「Water」(ワールドフォトプレス)、「宇宙樹」「22世紀のグランドデザイン」(慶応大学出版会)など。
竹村真一プロジェクトサイト:http://www.elp.or.jp/
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