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【レポート】地域のコミュニケーションを密にするアイデア

──丸の内プラチナ大学 地域デザインコースDAY8(10月24日開催)

10月24日に3×3Lab Futureで丸の内プラチナ大学「地域デザインコース」の最終回が開催されました。
地域デザインコースは、東京近郊の地域の課題(今期は東京都三鷹市がテーマ)を住民の視点で理解し、ビジネス、ソーシャルの両面からのアプローチによって課題解決を行うプロセスを学ぶ講座で、継続的な地域課題への取り組みのきっかけ作りを目的にしています。この日の最終回までに計7回が開催されており、各回の内容は以下のとおりです。

●DAY1(7 月 11 日) 丸の内プラチナ大学 オリエンテーション (共通講座)
●DAY2(8 月 1 日) 地域デザインコースのガイダンス (三鷹市の概況、取組のプロセス)
●DAY3(8 月 22 日) 三鷹市に関する情報整理と初期仮説の設定
●DAY4(8 月 29 日) フィールドワーク準備 (インタビューシート作成など)
●DAY5(9 月 11 日) 三鷹市のフィールドワーク (地域を観察し、課題を発見する)
●DAY6(9 月 26 日) フィールドワーク結果の共有、課題の定義
●DAY7(10 月 17 日)課題の定義、 アイデア出し①
●DAY8(10月24日) アイデア出し②、プロトタイプ作成

最終回となる今回は、座学での理論構築やケーススタディ、三鷹市牟礼地域でのフィールドワークを踏まえたうえでの初期仮説の設定とその検証を経て定義された「年代や居住年数を問わず、多くの地域住民と企業人とが、防災をはじめ様々な地域活動に参加し、コミュニケーションを高めて一定の役割をはたしてもらう」という課題を解決するためのアイデアの発表と、実際に提案する内容のプロトタイプ作成が行われました。

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三鷹市への提案を見据えたワーク

三鷹市への提案を見据えたワーク

講師を務める株式会社キュムラス・インスティチュート代表取締役/一般社団法人こはく代表理事の岩井秀樹氏のファシリテーションのもと、世代や性別、職業、経歴が異なる受講者がそれぞれ複数のアイデアを発表することから講座はスタート。「防災体験キャンプ」「街のスナップ写真展」「我が家の防災マップ作成ツアー」など、受講者から発表された十数件のアイデアに対し、岩井氏が「核となるキーワードは何ですか?」など疑問点や不明点を指摘して内容を少しずつブラッシュアップし、具体像を明確にしていきます。

質疑応答の時間が設けられていたわけではなかったものの、「若者を巻き込むための工夫がもう少しあれば」「参加へのハードルを下げたほうがいい」「継続性に難があるのでは」など、受講生がそれぞれ活発な議論を展開。意見が出揃ったところで、「それぞれのアイデアに各自が点数をつけていきましょう」と岩井氏。得点が高かった上位10件のアイデアについて、さらに突っ込んだ議論が交わされました。

選ばれた10件程度のアイデアについて、「本当に実行可能か」「短期間で成果が出るのか」「効果が大きいのか」という3つの観点に基づき、あらためて岩井氏の質疑による内容の精査と吟味が行われました。提案者の応答がひととおり終わったところで、岩井氏が各アイデアに対する投票を促しました。得点が上位だったプランを実際の提案にするそうです。受講者はそれぞれ熟慮の末に投票を実施。最終的にアイデアが3件に絞り込まれ、図や絵を多用した提案内容のプロトタイプ(地域住民が提案内容を評価するためのもの)を模造紙に作成して講座は終了となりました。今回選ばれたアイデアが地域の課題解決にどう生かされていくのか、今後の展開が楽しみです。

講座を終えた受講者からは、
「会社ではフラットな立場で議論することが難しいのですが、ここでは受講者がそれぞれイーブンな立場で意見を出し合うことができ、とても有意義な時間が過ごせました」
「良い意味で世代間ギャップが感じられて新鮮でした。世代間の垣根を超えるようなコラボレーションの仕組みづくりに興味が沸いたので、これからも勉強していきたいですね」
「もともと地域貢献に興味は持っていましたが、表面的な取り組みしかできていませんでした。今回、一歩踏み込んだアクションを起こすができて良い機会になりました。ここで学んだことを生かし、次のステップにつなげたいと思っています」など、それぞれ前向きな声が寄せられる一方で、「1回2時間程度では、やっぱり時間が足りないよね」といった意見も少なからず散見されました。
それを受け、「本来は、合宿形式などで集中的に時間をとって実施したほうがいいのですが、それは今後の課題ということで。三鷹市へのプレゼン時は、ぜひ皆さんもご一緒しましょう!」と岩井氏。近日中の再会を約して、地域デザインコース最終回は散会となりました。


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