イベント特別イベント・レポート

【レポート】都市、企業とのコラボレーションで広がる宮崎の魅力

2月17日Karada Good Miyazakiナイト@丸の内

2月17日、3×3Lab Futureにて、宮崎県の旬の食材を知り、味わい、楽しむことができる体験型ワークショップイベント「Karada Good Miyazakiナイト@丸の内」が開催されました。
本イベントは、宮崎県の農業団体や行政で結成された「みやざきブランド推進本部」が、1年のうちで食や観光の魅力が最も充実する1〜3月を中心に日本各地で展開しているプロモーション活動「みやざきひなたweeeek!!」のひとつ。健康・美容・カラダづくりに役立つ「Karada Good Miyazaki」な農作物として、2月に旬を迎える「完熟きんかんたまたま」や宮崎特産の「日向夏」を中心に使用した、オリジナルメニューを用意し、さまざまな味わい方を提案しました。

開催前の2月13日には、宮崎県と三菱地所、3×3LabFutureを運営するエコッツェリア協会の3者により、「都市と地域」の連携による宮崎県内産業の成長促進に向けた取り組みの推進を目的とした連携協定が締結されたばかり。締結後はじめて丸の内エリアで宮崎県産食材を楽しめるイベントとあって、3×3Lab Futureは多くの人で賑わいました。

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最新家電で作るきんかんフライとは?

最新家電で作るきんかんフライとは?

イベント開始時刻より少し早く会場に到着すると、すでに多くの人で大賑わい。参加者の皆さんは乾杯酒として配られた、完熟きんかんたまたまを添えたスパークリングワインを手にしており、会場内にきんかんが散りばめられているような可愛らしい光景が広がっていました。

宮崎県副知事の内田欽也氏による乾杯の挨拶の後、イベントがスタート。料理が続々と並び始めます。今回用意された料理の特徴は「企業とのコラボレーション」によって生まれたこの日限りの特別メニューということ。 キリン一番搾りを使った「きんかんビール」や宮崎の野菜をキユーピードレッシングでアレンジした「チョップドサラダ」、銀座はちみつと宮崎のフルーツをトッピングした「九州パンケーキ」など、宮崎の食材とさまざまな商品の特徴を活かしたラインナップは、見ているだけでも楽しめるものばかり。さらには、蛇口をひねると日向夏100%ジュースが出るマシンが設置され、エンターテイメント性に富んでいました。

また、食材以外のコラボレーションもありました。シャープ株式会社は、ヘルシーをコンセプトとした調理家電ヘルシオシリーズから、水なし自動調理鍋「ホットクック」と食材のおいしさを復元させるウォーターオーブン専用機「ヘルシオグリエ」を使用したメニューを提案。宮崎郷土料理の鶏のうま煮やきんかんのフライといった変わり種を用意し、メニューはもちろん、最新家電にも参加者からの注目が集まりました。

調理を担当していたのは、シャープ株式会社商品企画部の中島優子さん。もともとは異業種交流会での紹介で3×3 Lab Futureを知り、見学したところ広いキッチンに惹かれたそうです。その後、新商品発表会の実施や他の会員の方と交流を深める中で、今回のイベントに声がかかりました。 「調理家電は、やっぱり体験してもらうことが一番のPR。それも、東京の中心地で、お客様一人一人と直接コミュニケーションを取れる機会はとても貴重です。また、通常の新商品発表会はメディアを対象に行うことが多いですが、ここでは企業や一般の方などさまざまな方が集まり、フラットに対話をすることができるので新鮮ですね。今日も皆さん興味を持ってくださり、積極的に話しかけてくださいます」(中島さん)

地域とコラボレーションをしてメニューを提案するといったこともはじめての試みだったそうです。

「メニューはある程度決めていただき、味の調整を一緒に行いました。きんかんフライは、当初はフリッターにする予定でしたが、試してみると衣が軽く、きんかんの皮にすべって剥がれてしまう問題がありました。そこで、パン粉を加えてフライにすると、衣がうまくつき、食感も増してよい出来になりました。きんかんは温めると甘みが増して美味しいので、参加者の方にも好評でしたね。地域の特産物を活かしたメニュー開発ははじめてのことでしたが、新しい食べ方、ヘルシオ製品の新しい使い方を発見することができて、お客様への提案の幅も広がりました」(中島さん)

3×3 Lab Futureでの密な交流から、コアなファンづくりへ

平成6年度から、「作った物を売る」から「売れる物を作る」への転換を目指して、消費者と生産者を安心・満足で結ぶ「みやざき」づくりを基本目標に、農産物のレベルアップと産地のイメージアップに取り組んできた宮崎県。平成13年度には、みやざきブランドの推進を、農業者、農業団体、行政が協力して行う「みやざきブランド推進本部」を設置し、特徴ある商品づくりや安定的な取引に向け積極的に活動しています。

2月13日には、三菱地所、エコッツェリア協会と、「都市と地域」連携による県内産業の成長促進を目的として三者連携協定を結びました。締結してから初の取り組みとなった本イベントについて、みやざきブランド推進本部の宮崎県庁農政水産部の深田直彦さんは、「ブランドを発展させるためには新しい切り口を提案していくのが大事」と話します。

「実際のところ、農産物の流通の大半はスーパーでの販売なので、イベントではなく、そちらに力を注ぐという選択肢もあります。ただ、個人の発信力が高まっている時代なので、消費者とダイレクトにコミュニケーションを取る機会を増やしていきたいとも考えていました。今回のイベントも、トレンドに敏感な丸の内のオフィスワーカーにアプローチできる3×3 Lab Futureで実施する意味があると思いました」(深田さん)

企業とのコラボレーションという今回の取り組みにおいても、業種業態の垣根を越えた交流・活動拠点を担う3×3 Lab Futureのコンセプトとの親和性を感じたそうです。

「さまざまな企業の方とターゲットを共有しながら共にメニューを開発することで、新しい発見を得ることができました。例えば、今回の健康・美容・カラダづくりに役立つ「Karada Good Miyazaki」な農作物というテーマに、健康調理にこだわったヘルシオがプラスαされることで、テーマもより深まったと思います。また、今年はチョップドサラダを押していきたいと思っていたので、メニューとして出してお客さんの反応を見ることができたことも大きい収穫です。3×3 Lab Futureで、企業の方、参加者の方と交流しながら、次に活かせるヒントを得ることができたと思います。今後も3×3 Lab Futureでの経験を活かしてこうした交流を続けて、コアなファンを作っていきたいですね」(深田さん)

「みやざきひなたweeeek!!」では、今回のイベントの他にも、和洋中の10店舗で宮崎の本格焼酎が飲める「ひなたに乾杯!宮崎本格焼酎フェア2017」(2月1日〜3月20日)や宮崎県産の日向夏を利用したオリジナルカクテルが飲める「キリン・ディアジオ×ひなたフルーツフェア」(3月15日〜4月15日)など、宮崎の食材の魅力を発信するイベントを各地で開催します。宮崎の「旬」を満喫しに、ぜひ参加してみてください。


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