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【レポート】地方、食、人。2016年を振り返る

「さんさん大忘年会2016」2016年12月26日(月)開催

人数が多すぎて2回に分けて撮影した集合写真。サロンゾーンでの写真は文章最後に!

2016年はみなさんにとってどんな1年だったでしょうか。3×3Lab Futureは今年2016年初めに開所し、来館者数は約2万人となりました。また、丸の内朝大学、丸の内プラチナ大学はじめとするコミュニティ活動、CSV経営サロンのように大丸有企業の競争力を強化し、イノベーションシティを目指す活動、その他多くの協力イベントも開催してきました。

関わってきた人の数も並々ならぬものがあります。12月26日に開催された「さんさん大忘年会」には、そんな3×3Lab Futureに関わりを持ってくださった大勢の方に集まっていただき、2016年を振り返りました。その数およそ200名。大盛況の忘年会となりました。

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地方にコミットした2016年

地方にコミットした2016年

地理バッチリ塾・澤内氏忘年会はサロンゾーン、コミュニケーションゾーン両方を使って大々的に開催しています。そのうちサロンゾーンでは、3×3Lab Futureが注力してきた「地方」にクローズアップするコンテンツ2本を実施。ひとつは、地理バッチリ塾の澤内隆氏による「地理クイズ」。もうひとつが、NTTデータ吉田淳一氏による「吉田劇場」でした。

澤内氏の地理クイズでは、いつもの「地理ばっちり!」の掛け声とともに、「東京都の花は?」「東京都の木は?」といったクイズから始まり、最後は種々の賞品がついた大じゃんけん大会へ。

NTTデータ・吉田氏また、吉田氏の「吉田劇場」は、「年間80回は上演している」人気プレゼン企画ですが、見る度に新しいコンテンツが追加されるなどバージョンアップしていくのも見どころのひとつです。「今日はぜひキーワードの"コミュニケーション"について覚えて帰ってほしい」という吉田氏の話からはじまり、これからの地方創生のあるべき姿や、都市と地方の関係性、そしてNTTデータが取り組む「気持ちを乗せてパケットで送る時代」について、多くの事例を交えて展開されました。

その事例のひとつが、エコッツェリアとNTTデータとの取り組みが進む、宮崎県小林市。会には肥後正弘市長も参加しており、小林市制作の移住促進PRムービー「ンダモシタン小林」が数々の賞を受賞するなど、地方創生に取り組む機運がますます高まっている状況を紹介してくれました。

「食」がつなぐ人と都市

キッチンで宮崎牛を焼く宮崎県小林市の肥後市長(右)

その後は、メイン会場をコミュニティゾーンに移し、本格的な宴席へと移りました。

キッチンでは、一般社団法人コミュニティキッチン・イニシアチブの面々が中心となって料理を作り振る舞ったほか、3×3Lab Futureとゆかりの深い、岩手県気仙沼市から10kgのメカジキ、小林市から15kgの宮崎牛という贅沢な差し入れをいただいており、「メカシャブ」(メカジキのしゃぶしゃぶ)、宮崎牛の焼肉というメニューで提供されました。殊に宮崎牛の焼肉はなんと肥後市長自らがキッチンに立ち、フライパンを繰って肉を焼いてくれるというおもてなしぶり。「牛肉はこうやって焼くとうまいんだよ」と笑顔を振りまきながら、次々と肉を焼き上げる市長。会場にはまたたく間に長蛇の列ができて、「わさびを付けるとうまい」「いや塩がおいしい」と、焼き立ての肉に舌鼓を打ったのでした。ちなみに肥後市長はわさびをご推奨とのことでした。

"外"へ!

また、会場には大自然の中でも滞在可能な高床式モバイルコテージの「ゼロポッド」が登場しました。2014年、日本ビルの3×3Labo(2016年3月に閉館)に設置されていたこともあり懐かしく感じる方も多かったようですが、当時よりも小さく、軽くなった新生ゼロポッド。パーソナル仕様で重量は10kg程度、組み立ても1人でわずか3分という仕様に生まれ変わりました。もちろん、傾斜地や水辺でも工事不要で簡単にフラットな高床を設営することができる仕様は従来通りで、何よりもコテージ内ではごく自然に一体感が醸成されるという「"いいね!"が集まる」コンセプトもそのままという嬉しい仕上がり。会場に設営されたゼロポッドには、自然に人が集まって車座を作り、快適空間を楽しむ姿が見られました。

"人"が織りなす可能性

大勢の方にご来場いただいたさんさん大忘年会。1年を振り返り、新年への思いを新たにするばかりではなく、関係者同士の横のつながりも新たに生まれ、ビジネスメイキングのきっかけを掴んだ方も多かったのではないでしょうか。3×3Lab Futureの個人会員、イベントを運営するスタッフなど、いずれもユニークなキャラクター揃い。こうした機会に関係を深めていただくことこそ、イノベーティブなまちづくりへの実現の一歩に他なりません。3×3Lab Futureでは、今後もさまざまなイベントを開催しつつ、こうしたネットワーキングのための集まりも展開していきます。


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