エコッツェリアへようこそ!
私たちは新丸ビル10階・エコッツェリアの"コンシェルジュ"です。来客対応もしていますが、エコッツェリアで展開しているさまざまなプロジェクトのアシスタントでもあります。いいものにしたい!というこだわりを持った人ばかりなので、枠に収めるように調整するのが大変な時もあります。エコッツェリアは、社会課題や環境問題に詳しくない人にこそ来てほしいですね。『敷居が高い』なんて思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、まずは窓から東京駅を見下ろす景色を見に来てください。
- Q1
- 「エコッツェリアに来る人たちについてどう思う?
- A1
- 大木「大企業の経営者や役員の方々、若くして起業された方などが多くいらして、お話を伺うと、『こういう考え方もあるのか』と教えられます。いかに自分が限られた知識で偏った考え方をしていたかが分かります」
山田「丸の内で会う人たちは、変な腹の探り合いをする必要がなくて、信頼感があるように思います。素直に語り合える人と出会える場所かなと思います」
- Q2
- 大丸有で好きなところは?
- A2
- 山田「仲通りが好きです。街の中にポンとアートがあるところがいいですよね。草間彌生さんの彫刻がお気に入りのひとつです」
大木「新丸ビルの7階のフロアですね。おしゃれだし、おいしい。朝までやっているお店もあるのがすごいです(笑)」
- Q3
- 大丸有のすごいと思うところは?
- A3
- 大木「街のきれいさです。きれいに区画整備されているだけでなく、店舗も美観を守るために協力しています」
山田「地権者も含めて街全体が統一のビジョンを持って景観を作り上げている街はそうそうないですよね」
- Q4
- 大丸有を1日好きにできるとしたらどうしたい?
- A4
- 大木「丸の内OLたちのフリーマーケットはいかがでしょう。安心感がありますし、いいものが揃いそうです」
山田「まだ無名の若いアーティストたちを集め、ビルをキャンパスに大きな落書きをしてほしいです。『あなたはこのビル』『あなたはあのビル』って」
- Q5
- あなたが一番大切にしているものは何ですか?
- A5
- 大木「嫌な気分になること、やってしまって、罪悪感や劣等感を感じてしまうことをしないということです。人に対して引け目を感じる感じることをしないということ。それが自分に自信を持つ、ということにつながると思っています」
山田「家族、ですね。戻れる場所があるという安心感があります。私も、暖かい家族を作っていけたらと思います」
大木美和(おおき・みわ)/山田尚子(やまだ・なおこ)
三菱地所 開発推進部 新機能開発室 エコッツェリア協会 コンシェルジュ
2012年からエコッツェリア勤務。前職はともに航空会社勤務 。「東京駅の正面の、最先端で華やかな場所で働いてみたかった」(大木)、「建築が好きで、欧州のように街の中に歴史的建築物があるようなところで働きたくて。日本で景観のきれいな街はどこか考えてみたとき、丸の内かなって」(山田)という理由で転職し、現在に至る。