シリーズVOICE

【VOICE】桜庭大輔さん

NPO法人ZESDA 理事長

新しい「絆」をプロデュースする

監事を務める「企業間フューチャーセンター」、評議員を務める「政策分析ネットワーク」、そして私自身が理事長をしている「ZESDA」など、さまざまな活動の中で、3×3Laboを使わせていただいています。今日本に必要なのは、畑の違うプロフェッショナル同士のコミュニケーションコストを下げて、異種混合チームのプロジェクトを増やすこと、そしてそれが望ましくかつ当たり前だという価値観を広げることだと思います。
さらに、そこからイノベーションを生み出すためには、互いが刺激し合う関係から一歩踏み込んで、新しい「絆」を築けるか、共に新しいコミュニティのメンバーになれるかがカギになると考えています。
次の日本社会をプロデュースするべく、異業種企業間、民間と行政、国内と海外の架け橋となる各種活動に取り組んでいます。

Q1
3×3Laboのすごいと思うところは?
A1
オープンなスペースに、狭い密室のようなスペース、広いサロン、リラックスできるソファなど多様な形式が同時に存在していること。会話にはいろいろなムードと形式がありますが、3×3Laboはどういう会話ニーズに対してもワンストップでソリューションを提供していると思います。会話の性質に合致する場所探しに苦労するこの時代に、同時に多くの選択肢を提示していることは、それ自体に強いメッセージ性があると思います。
Q2
大丸有で好きなところは?
A2
八重洲のほうになりますが、南欧料理の『シャトー』というお店です。縁があってそこでピアノを弾かせてもらうことがよくあります。3歳からピアノを弾いていて、丸ビルの企画「金曜日のピアニスト」で演奏したこともあるんですよ(笑)。
Q3
大丸有のすごいと思うところは?
A3
国際性です。国際的な大企業が多くあり、外国の方も多くいる。世界に乗り込んでいってる、また世界が乗り込んできている街ですよね。皇居近くというコンサバな立地であるにも関わらず、最前線的な雰囲気があるところがすごいと思います。
Q4
おすすめの本を一冊教えてください。
A4
ゲーテの『ファウスト』です。高校生のときに読みましたが、19世紀までの世界文学をすべて統合し、美と真実を追究するという巨大なチャレンジをしていることに感銘を受けました。これはキリスト教的価値観へのチャレンジも含んでいて、背徳的な記述もたくさん含んでいるのですが、最後に1行、「それでも神は許し給う」と書くことで、丸ごと神への賛美に持っていき、文学と現実の間の折り合いをつけるバランス感覚もすごいなと思いました。
Q5
あなたが一番大切にしているものは何ですか。
A5
「強くなければ優しくなれない」という父の言葉。そして、三島由紀夫が『豊穣の海』の最後に書いた「それも心々」という言葉。これは、確かなものは何もないという虚しさや、あなたと違う考え方が必ず存在するという厳しさを表していると同時に、何でも考え方次第なのだからあなたが判断してよいのだ、というある種の励ましをも含んだ言葉ではないかと解釈しています。そしてこれは、「強く」「優しく」あるためにも必要な姿勢なのではないかと思っています。
桜庭大輔(さくらば・だいすけ)
NPO法人ZESDA(日本経済システムデザイン研究会)理事長。官公庁勤務

一般社団法人企業間フューチャーセンターの監事、政策分析ネットワークでは評議員を務める。学生時代には法学・政治学を学ぶも「かび臭い人間で(笑)」歴史や文学を愛好。より多くの国民が多角的な視点から政策を議論できるような新しい論壇の形成や、日本が外貨を獲得できる新産業を創出する活動等に取り組んでいる。

ZESDA
政策分析ネットワーク
企業間フューチャーセンター

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