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「グリーンビルディング?丸の内に緑のビルなんてないわよ!」
いえいえ、そうじゃありません。グリーンビルディングとは、地球環境への負荷をできるだけ減らす工夫が施されたビルのこと。ここ大丸有(大手町・丸の内・有楽町)は、2009年9月にオープンした丸の内ブリックスクエアや、新丸ビルでの全電力を再生可能エネルギーに代替する「生グリーン電力」など、日本の最先端のグリーンビルディングを発信している地域でもあります。
さて、ここで視点を世界へシフト。
LEED?自転車ラック完備?水のいらないトイレ・・・・・・? これからのまちづくりには欠かせない建築の環境性能。州をあげて環境問題に取り組むワシントン州のポートランドとシアトルからの、グリーンビルディングのレポートをgreenz.jpの記事でチェックしてみましょう!
環境的にもコンフォート 「丸の内ブリックスクエア」ついにオープン!(新しいウィンドウが開きます)
日本初!「生グリーン電力」で、新丸ビルの全電力が再生可能エネルギーに!(新しいウィンドウが開きます)
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greenz.jp編集長 鈴木菜央がオススメする、丸の外NEWS by greenz
【シアトル通信】ようこそ!グリーンビルディングの都へ!〜未来のビックリ図書館〜
みなさんは"LEED"という言葉をご存知だろうか?未来の省エネ電球として期待されるLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)と間違えそうであるが、"LEED"はアメリカで環境問題に取り組む人の間で広まっているキーワードのひとつだ。
LEEDとはLeadership in Energy and Environmental Designを指し、アメリカのグリーンビルディングの建築基準になっている。全米グリーンビルディング協議会(U.S. Green Building Council)が認定するこのプログラムは、環境負荷の少ない建築を推奨する目的で設立されており、以下の基準での認定を行っている。
● Sustainable Sites:建設場所
● Water Efficiency:水循環
● Energy & Atmosphere:エネルギー
● Materials & Resources:素材
● Indoor Environmental Quality:室内環境
● Locations & Linkages:交通アクセス
● Awareness & Education:環境教育
● Innovation in Design:新テクノロジー
● Regional Priority:地域問題の取り組み
特に注目する点はこのLEEDでは建物だけにとどまらず、居住者やその周辺の社会に与える環境インパクトなどを含む包括的な基準となっており、今までの技術的な解決を求めるそれとは大きく違うところだ。LEED認定制度は1998年よりスタートし、全米で既に1万4千ものプロジェクトが認定を得た。
このグリーンビルディングの都と言われているのが、アメリカ北西部ワシントン州の都市ポートランドとシアトルである。まちを歩くと屋上・壁面緑化や太陽光発電など様々なアイデアに詰まった建築物を簡単に発見することができる。この両都市に共通するのは、州政府が環境問題に全力で取り組み、そのムーブメントを様々な形でバックアップしているということ。
"The Washington State Department of Ecology views green building as a key player in addressing a number of our states priority environmental issues."
ワシントン州政府では、グリーンビルディングを様々な環境問題において重要な役割を持つとして認識する。【The Washington State Department of Ecology(ワシントン州環境省)】
(* 州政府が取り組むグリーンビルディングによる雇用促進のプロモーションビデオ)
そのワシントン州が取り組むシアトル・グリーンビルディングの代表となるプロジェクトを紹介したい。


シアトルダウンタウンのビジネス街のど真ん中に突如現れた幾何学的なカタチをした建物。人が引き寄せられる様に入ってゆく回転ドアを抜けると、そこには本がズラリ。実はこの総11階建て地上56メートルある建物は、市民の憩いの場である図書館"The Seattle Public Library(シアトル中央図書館)"なのだ。
2004年の開館1年目でなんとおよそ200万人の来館者があったというこの巨大図書館だが、そのニーズの多さに2006年より無料の館内ツアーが始まり、旅行者も立ち寄るシアトルの有名スポットまでになった。シアトルに本拠地を持つマイクロソフトのビル・ゲイツ氏から約2,000万ドルもの寄付を受けたというこの図書館のコンセプトは、21世紀の"デジタル・エイジ"を意識したものになっている。なるほど、この図書館では全館フリーWi-Fiが使える環境にあり、利用者が自由にPCを持ち込み作業をしている。
(* 右写真は、シアトル中央図書館内部。まるでモダンアートの美術館に迷い込んだよう!)
シアトル中央図書館におけるLEED基準の一部:Library News Releaseより
● Sustainable Sites:建設場所
・都市部の土地の有効活用
・バスのアクセスの良さ
・自転車ラック完備
● Water Efficiency:水循環
・水の少なくてすむ植物の選定
・雨水有効活用
・水のいらない小便器
● Energy & Atmosphere:エネルギー
・ガラスのメッシュ * 太陽光での温度上昇を防ぐ
・コンピュータ制御での空調管理
● Materials & Resources:素材
・建築時の廃棄物は85%リサイクル
・移動マイル軽減の為、約20%の建築素材はシアトル近郊にて製造
● Indoor Environmental Quality:室内環境
・空気環境の整備
・カーペーットの素材にからのダスト軽減 などなど。
(* 必見!TEDでのシアトル図書館プロジェクトについてのプレゼンテーション。プロジェクトのプロセスが面白い!)
グリーン・未来・サステイナブル・エコライフなど、夢見ている事はたくさんあるが、よく考えてみると多くのものが既に現実になっているようだ。この図書館も「あんな図書館あったらいいな~」と考えていたシアトルの人の一つの小さな夢が現実になったのかもしれない。それなら楽しい事をたくさん願ってみたい。「あんな事ができたらいいな」と!
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