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第3回サステナブル建築賞を受賞!新丸ビルの環境性能をまとめてみた。

2010年6月 2日 | post by 永野幸(アクビ)

カテゴリー 経済

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新丸の内ビルディング(新丸ビル)が第3回サステナブル建築賞で国土交通大臣賞(事務所ビル部門)を受賞しました!

サステナブル建築賞はサステナビリティに優れた建築物のいっそうの普及を図ることを目的とした賞(主催:財団法人建築環境・省エネルギー機構、後援:国土交通省)で、国土交通大臣賞はその最高賞に当たります。

受賞の理由には省エネルギー、快適性、長寿命、景観との調和など、さまざまなものが挙げられます。新丸ビルは、先行するプロジェクトで実証された省エネ手法・技術の精度をさらに高めるとともに、既存ビルの廃材の再利用等も積極的に行い、計画段階から環境共生型建築を目指してきました。

完成後も生グリーン電力の導入(2010年4月から) などさらなる環境への取り組みを行う新丸ビルの環境性能をまとめてみました。


省エネルギー、省資源、快適性

これまでもトイレ洗浄水への再利用を行っていた空調系統の排水。新丸ビルは、その排水の「熱」に着目し、夏期の外気予冷やアトリウムの床冷房に利用することで、さらなる資源活用につとめています。それ以外にも「アモルファス変圧器」、「外気冷房」、「VWV-VM制御*」といった最新の省エネ・省資源システムを積極的に導入。運用段階のチューニングの実施によって、運転の効率性を高め、従来の制御システムと比べて40%~60%の省エネを実現しています。

その他、34階部分への太陽光発電パネルの設置など、省エネ、省資源のためのさまざまな取り組みを行っています。

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熱溜まりの図

また、各階では窓廻りの天井を斜めに折り上げて熱溜まりを形成することで、省エネルギーを実現すると同時に眺望性・開放性を高めて、執務空間の快適性を高めることにも成功しています。

これらの特徴から、環境負荷削減に加えて室内の快適性や景観への配慮といった建築物の環境性能を総合的に評価するCASBEE(建築環境総合性能評価システム)でも最も良いSクラスに格付けされており、この点も評価されました。

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太陽光パネル
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排水再利用システム図

長寿命

オフィスビルとして長寿命化に対応していることも新丸の内ビルディングのサステナブル建築としての特色のひとつです。新丸ビルでは耐用年数100年以上を目指して、震度7クラスの巨大地震や長周期地震動に対する安全性を検証、建物の中心部に位置するコア内に制震構造を持つことで地震に強い建築を実現しています。
また、オフィスは、正方形の無柱空間となっているので自由度が高く、ニーズの変化に柔軟に対応できるようになっています。

エコッツェリア(次世代低炭素型技術実証オフィス)

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新丸の内ビルディングでは、丸の内のまちづくりにおける環境共生の取り組みを、よりエリア全体でハード・ソフト両面から実験・展開するための環境戦略拠点「エコッツェリア」を10階に創設しています。

このエコッツェリアでは「照明」「空調」という執務環境の二大機能に知的照明システムと輻射空調システムという最新技術を導入しています。知的照明システムは必要な場所に必要な照度・光色を提供することが可能で、各個人が必要な 照度や色温度を個別制御することができます。輻射空調システムは、壁などの温度が直接人体に電磁波で伝わる特性を利用するシステムで、冷暖房の効率化・快適化をさらに推進し、省エネ及び快適性の向上を図っています。

東京都ではCO2排出量の大幅な削減のため、2010年4月より「温室効果ガス排出量の総量削減義務と排出量取引制度」を開始。新丸ビルは、同時期から、グリーン電力そのものを発電所から需用者に直接送る生グリーン電力の導入によって、CO2排出量を年間約2万t、従来の約2/3を削減しました。

時代の要請を受け、グリーン・ビルディングの必要性はますます高まっています。先進事例を発信し続ける新丸ビルに、今後も注目したい。

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ビルの緑化

温室効果ガス排出量の総量削減義務と排出量取引制度

関連ニュース:
日本初!「生グリーン電力」で、新丸ビルの全電力が再生可能エネルギーに!

建築物名称新丸の内ビルディング
建築主三菱地所株式会社
取締役社長木村惠司
設計者株式会社三菱地所設計
取締役社長小田川和男
施工者株式会社竹中工務店
取締役社長竹中統一
三機工業株式会社
取締役社長有馬修一郎
東光電気工事株式会社
取締役社長馬田榮
株式会社西原衛生工業所
取締役社長藤島正純
建物概要
所在地東京都千代田区丸の内一丁目5番1号
構造地下:鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)、地上:鉄骨造
階数地上38階、塔屋1階、地下4階
延べ面積195,401.02㎡
竣工年月平成19年4月12日
総事業費約900億円

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