レポート

人と街がつくるCSRアクション
~東京キャンプ2009から

by ジャーナリスト 木村麻紀

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岩崎雅美

岩崎 雅美(いわさき・まさみ)

株式会社クレアン CSRコミュニケーション課主任
1980年埼玉生まれ。web制作等を経て2004年株式会社クレアン入社。企業のCSRレポートの企画・制作を担当しながら、サステナブルな社会をめざし日々邁進中。東京キャンプ代表。


金子友美

金子 友美(かねこ・ともみ)

住友商事株式会社にて東南アジアのエネルギープロジェクトを担当
1984年島根県生まれ。丸の内朝大学環境・ソーシャルプロデューサークラスに参加し、岩崎さん他のメンバーと東京キャンプ立ち上げに参加。


坂本哲

坂本 哲(さかもと・さとし)

株式会社日比谷アメニス ソリューション営業部ソーシャルビジネス担当主任
株式会社日比谷アメニス入社後、2008年より里山保全・森林修景業務に携わり、全国の里山保有する大学とネットワークをつなげる。同年12月、大学保有林のネーミングライツを共同プロデュース。2009年より地域の環境貢献型製品と都心の公園を結びつけるソーシャルビジネスをスタートさせる。同年10月より現職。

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2009年11月15日に大田区の城南島海浜公園で開催された「東京キャンプ」。「丸の内朝大学」から生まれたこのプロジェクトには、これまでの企業単位でのCSR活動を超えた地域に根ざしたCSR活動、さらには一人ひとり が都市で環境に配慮しながら生き生きと働く「グリーンワークスタイル」の可能性を広げるヒントがたくさん隠されている。
そこで、「東京キャンプ」の企画メンバーである岩崎雅美さん(株式会社クレアン)と金子友美さん(住友商事株式会社)、この企画に賛同して協力した坂本哲さん(株式会社日比谷アメニス)の3人にお集まりいただき、このプロジェクトの意義や実際に開催して感じたことなどをざっくばらんに語ってもらった。
<聞き手;木村麻紀(環境とCSRと「志」のビジネス情報誌「オルタナ」副編集長)>

1. 都会のワーカーに「自然と過ごすライフスタイル」を提案

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「東京キャンプ」は、キャンプ好きな岩崎さんのアイデアから始まった。わざわざ遠く離れた場所に行かなくても、都会の自然を満喫することから、環境に配慮したライフスタイルを考えてもらうきっかけにできれば、という考え方からだ。

木村: 「東京の都心でも自然を感じながらキャンプをしよう」という「東京キャンプ」ですが、どのようにして「丸の内朝大学」から生まれたのですか。

岩崎: 私たちは今年の7月~9月の3カ月間、「朝大学」の2期生として毎週水曜日の「環境ソーシャルプロデューサークラス」を受講しました。そこで与えられたテーマが、「低炭素なアフター5を過ごすための実験プロジェクト」でした。政府や環境省は低炭素社会の実現を掲げていますが、その目標に向けて自分たちがどういうアクションができるかを考え、思いついたのが東京キャンプです。

木村: 低炭素からキャンプへ。面白い発想ですね。

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岩崎: もともと私はアウトドアが好きで、山や海によくキャンプに行くんですが、自然があるところは遠いので、 時間も装備も必要ですよね。日頃から、日常生活を送る都市と自然がある場所とのかい離を感じていました。ですから、「低炭素社会の実現」「CO2の削減」と言っても、都市に生活している一般の人たちにとってはリアリティがないのではないかと思っていました。まず自然と触れ合う機会がなければ、自然の何が大事か感じ、考える機会もありません。
ですが、見渡せば都市の中にも公園など緑がありますよね。そこで、公園という場を活用して、自然と身近になれるキャンプができれば、人々が気軽に自然を感じることもできて面白いのではと思ったのです。

金子: 私も元々、外にある環境をシンプルに楽しみながら、風や太陽の光を感じて過ごす時間が好き。お店もオープンテラスでいいし、むしろビールを買って公園で飲みたい派なんです(笑)。当然、岩崎さんの企画も、素直にいいなと思いました。

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岩崎: 「東京キャンプ」のコンセプトは3つあります。まず、アフター5にすることといえば、食事をするか習い事に行くか、家に帰るくらいですので、そこに「自然と過ごすライフスタイル」を提案したいということが1つ。次に、都市で働く人は日々仕事に追われ忙しいので、自然と触れ合うことでリフレッシュして、パワーを得られる空間にしたいということ。さらには、環境に優しい運営を目指すということでした。

* 写真2枚目:木村麻紀
* 写真3枚目:岩崎雅美さん(株式会社クレアン)

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