イベント丸の内プラチナ大学・レポート

【丸の内プラチナ大学】0期生が巣立った日

共通講座 最終日(DAY6)レポート~2015年12月21日(月)

いよいよ最終回!

2015年10月20日(火)に開講した丸の内プラチナ大学プレ講座も、共通講座3回を含めた全12回の講義を、ついに12月21日に実施されたDAY6で完了しました。この日は共通講座のみの受講者も含め60名を超える参加者を集め、大変な盛況となりました。

この日は冒頭の挨拶もそこそこにすぐに3つのコースの発表会に移り、熱のこもった、中身の濃い発表が次々と行われました。各コースとも受講単位を4~5名に設定しており、それぞれ4チームほどの構成で、それらのチームごとの発表に加え、個人の個別学習の発表も加わり、今回のプレ講座の、中身の濃さを実感できるものとなりました。

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0期生の成果プレゼンはどこまでも熱い!

0期生の成果プレゼンはどこまでも熱い!

プレ講座の講習は、地域デザイン、農業ビジネス、CSV実践の3つのコースで行われ、参加者は自由に受講できるようになっていましたが、なかには3つのコースに名を連ねた猛者もいて、11月から12月という短期間の集中講義はいずれも季節外れの熱気を帯びたものとなりました。

各コースともグループに分かれた教室講義・フィールドワークが行われたので、DAY6の発表もグループ単位で行われました。それぞれのグループの発表に割り当てられた時間は、およそ5分。全体でほぼ60分という発表時間が予定されましたが、予想外の中身の濃い発表に加え、個人的に学んだ生徒の個人発表という"事件"もあって、大幅にオーバーすることになります。これは、運営上問題になるのかもしれませんが、それだけ講参加者が講座に熱心に取り組んで成果に結びつけた結果であり、各人の中に、さまざまなアイデアが醸成されたことの証明でもあります。プレ講座の大いなる成果といえるのではないでしょうか。

今回、紙面にも限りがあるため、プレゼン内容の詳細をお伝えすることはしませんが、熱気とやる気に満ちた内容であり、ビジネスなどに繋がる高い可能性を持ったものであったことは何度書いても書き足りません。

中には1人で30ページにわたるプレゼン資料を作成してきた人も

講師陣も驚いた0期生の資質の高さ

受講者の発表のあと、今回のプレ講座を強力に推進した講師陣に感想を聞きました。

プレ講座の口火を切る共通講座のDAY1を担当したLife Creator Laboratory代表の輿石範子氏は「やりたいことやできることが、少しでも参加者のみなさんに近づいてくれたらいいなあとプレゼンを見ながら思いました」とプレゼンに取り組む受講者の成長に思いを馳せていました。 さらに「せっかくまとまった成果が得られたので、小さくてもいいので、それが実際のアクションにつながるといい。具体的な現場に触れることで、さらにキャリアの幅も広がるように思います。あと、今後については、実践をリードできるプロデューサーの育成ということにも目を向けたい」と丸の内プラチナ大学の次のステップへの模索も口にしていました。

共通講座DAY2でホールアプローチシステムを紹介し、参加者のアイデアづくりに明るい指標を示した株式会社キュムラス・インスティチュート代表取締役の岩井秀樹氏は、コース別では地域デザインコースも担当しました。

「プレ講座に対する皆さんの期待は最初バラバラだったと思います。しかし、いっしょに行動して1つのアウトプットを出そうとすると、まとまる。このアウトプットを出そうとするところではすごく力があるなあと感じました」とプレゼンに対する参加者の意識の高さと力の入れように高い評価をしていました。
さらに、次のステージを見据えて「生活者の目線で見ると、まだ不足するところはたくさんあります。講座だけで無理なところもあるので課外活動の場をつくるなど工夫していかないといけない」と参加者のさらなる進化を期待して、新たな構想につながる考えを口にしました。

講師にとっても意味のあったプレ講座

講師陣の株式会社グリーンデザイン代表取締役である中村正明氏、株式会社ウエーブプラネット代表取締役のツノダフミコ氏にも感想を求めました。

農業ビジネスコースを担当した中村氏の口からは「出してもいない宿題や自主ゼミを自分たちだけでやる生徒は初めてです」と受講者の積極性に舌を巻いたという発言がありました。プレゼンの内容については、「今回フィールドワークで訪れた伊豆熱川の丸鉄園ですぐ実践できるような提案もあり、検討に入りたい」と、そのレベルの高さを激賞していました。

また、CSV実践コースの講師を務めたツノダ氏は当初参加者には「自分軸で考えて欲しいと思っていたので、そのことを1人でも多くの参加者に感じてほしい」と思っていたそうです。参加者に思いは伝わったようで、ツノダ氏がCSV実践に取り組む心構えとして示したサーフィンの例、波がいつ来てもいいように、波が来ないときでもその準備を怠らないことが大事という話に感銘を受けたという参加者の声があり、これに対してツノダ氏は「今後も、より多くの人に自分の思いを発信し、気づいたことをやろうとする人たちの背中を押したり、ナビゲーションをしたりできるようになりたい」と自身の活動にも刺激を受けたと語りました。

さらに、丸の内プラチナ大学設立前のプレイベントでは自身の体験から得たさまざまな教訓を発表し、設立後には講座の運営を支えてきた志事創業社代表の臼井清氏も参加者のプレゼンに驚きを隠せないようでした。
「こういう場って必要なんだなと強く思いました」と語り始め、「みなさんの可能性ってほんとうにすごい。これが秘められたまま表に出てこないというのは、日本のもったいなさだと思う」と日本の方向性に一石を投じる発言。さらに続けて、「今後は、これをどのように、まだ気づいていない人や企業に知らしめていくかという課題がある」と、"使命"に強い意欲をにじませていました。

今回の丸の内プラチナ大学は、三菱総研が掲げる「プラチナ社会構想」の分科会という位置づけ。三菱総研から、今回アドバイザーとして運営に携わった森卓也氏の口からは、今回の発表の中身の濃さ、盛り上がりぶりに、「0期生には、一歩踏み出している人たちが集まったなぁという印象を持ちました」という驚きの言葉を口にしていました。その驚きに続けて、「このまま終わるのでは中途半端になるのでは......ということを危惧しますね」と今後のカリキュラム構成に対し、さらに高いレベルで学びたい参加者に対する必要を話しました。そして、"大人の学びの場"の価値を再認識している様子で「若い人たちが集まる大学は"学び合う"場ですが、大人たちの大学は"教え合う"場なんですね。そんな印象を強くしました。全く異なる環境で経験を重ねてきた人たちが集まるのは貴重」と、改めて丸の内プラチナ大学の価値を認識した様子でした。

次年度の本格開講へ向けて

今回の講習をもって、丸の内プラチナ大学のプレ講座は終了しました。受講者の多くは遠い時代に高校や大学を卒業し、現在は社会の最前線で活動をする人たちばかり。かつて同じ学び舎で学んだ者は、歩む道が異なり時を経ても、再び出逢えば、容易に心を通わすことができます。プレ講座とはいえ今回、丸の内プラチナ大学で共に学んだ大人たちの間にも同窓に学んだ者に通う同じような親しさが育ったようにも感じました。すでに学びのテーブルとは別に、個人的に交流をもち、あらたなビジネスプランをともに考え始めている人たちもいました。

このように、丸の内プラチナ大学プレ講座DAY6、最終日のプレゼンは、参加者の旺盛な学びへの姿勢と実践への強い意欲が明らかになって終了したのでした。

最後に、エコッツェリア協会の田口氏にも感想を聞きました。

「あれだけ素晴らしい内容の提案は期待していませんでした」。中心になって運営を支えている田口氏も、受講者が行った発表の内容の濃さに驚きを隠せない様子でした。そして、本格開校へ向けての構想にも新たなイメージが湧いているようでもありました。「今回の参加者が見せたような起業やセカンドキャリアへの渇望が存在するという実態を一般企業はまだ気づいていません。つまり、一般企業は、こうした実態の価値に気づいていない」。

課題は、今集まっている人たちのなかにではなく、丸の内プラチナ大学に来ない人たちや企業にある。そして、そうした人たちや企業に対して、丸の内プラチナ大学の活動をいかに知らしめていくかという課題に取り組む意欲を示していました。


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