シリーズVOICE

【VOICE】井上 功さん

心の産業グループ 株式会社エコ計画 社主

モノの「たましい」に触れて癒される

私が日本の古いものを収集して源泉湯宿屋の「悠湯里庵」「旅籠」、居酒屋「六本木時代屋」「伊香保時代屋」をやっていると知っている方が「8月までの期間限定だけど何か作ってくれないか」と声をかけてくれましてね。任せてもらえるので喜んでやらせていただきました。この「お休み処」にあるものは、昔から使われてきた本物の道具ばかりです。職人が作ったもので、今こういうものを作ろうと思っても難しいでしょう。慌ただしい現代社会には、こういうところでのんびりとすごす時間も必要なんじゃないでしょうか。ランチに使ったり、一息つくのに使っていただければと思います。

Q1
なぜ古いものを集めているのですか?
A1
私が創業した45年前は、古いものは壊してどんどん新しく作り直すという時代でした。古い家や道具が壊され捨てられてしまう。それは何かを失ってしまうことのように感じて、できるだけ多くのものを集めるようにしてきました。今経営している群馬の源泉湯宿「悠湯里庵」「旅籠」には数百点以上の古民具を展示し、ご覧いただけるようにしています。
Q2
古道具の魅力とは何でしょうか。
A2
職人が作って、きちんと使われて、きちんと残された道具には「たましい」があると思うんです。そういう道具に触れると心を豊かにしてくれる。私の会社は「心の産業」を企業理念としています。貧富の格差が云々される時代ですが、本当の貧しさとは「心の貧しさ」だと思う。道具に触れて、昔の風情を感じて、豊かな心を取り戻していただければと思います。
Q3
大丸有で好きなところは?
A3
東御苑が好きです。中には太田道灌の時代の石垣があって、重機もない時代にどうやって作ったのだろうと考えていると、飽きることがない。ガス灯なんかもあって、デザインが実にいい!
Q4
大丸有を1日好きにできるとしたらどうしたい?
A4
私は歩くのが大好きでして、登山を趣味にしていますが、町を歩くのも大好き。千代田区に住んでいますが、浅草や築地、遠いときは二子玉川まで往復歩くことがあります。そんなわけで、丸の内もひたすら歩き尽くしたいですね(笑)。
Q5
あなたが一番大切にしているものは何ですか。
A5
「心」です。社員の採用のときもやはり「心」を見ます。お互いに心が通じ合えば、付き合いも長くなる。そういうお付き合いが広がっていけばいいと思います。
井上 功(いのうえ・いさお)
心の産業グループ 株式会社エコ計画 社主

環境・食を通じて社会に貢献することを目指す心の産業グループ株式会社エコ計画の社主。1970年に浦和市で産業廃棄物の収集・処理事業を行う「井上興業」を設立。創業2年後に会社の前にJR武蔵野線の西浦和駅が完成するが、「産業廃棄物処理は駅前の目立つところでこそやるべき」という社主のポリシーに基づき現在も駅前で事業を行っている。平成11年には同社の中間処理施設「嵐山エコスペース」が民間で初の産業廃棄物特定施設整備法の認定、ISO14001の認定を受けたほか、群馬、寄居のエコスペースも同認定を受けている。現在、産業廃棄物処理のほか、公害防止機器の製造販売、外食産業(六本木時代屋)(伊香保時代屋)、旅館業を手がけている。なお、旅館業では在日外国公館免税指定店(DS制度)の認定を受けている。

株式会社エコ計画
悠湯里庵
旅籠
六本木時代屋
伊香保時代屋

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