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大人も夢中!「紙管こどもイス」ワークショップについて、無印良品 安井敏さんに聞いた。

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4月14日~16日まで丸ビルのマルキューブで開催された「エコ結び・丸の市」では、無印良品とのコラボ企画「じぶんでつくる紙管(しかん)こどもイス ワークショップ」が大好評! 無印良品で商品デザインを手掛ける、株式会社良品計画 生活雑貨部アドバイザーの安井敏さん(写真右下)に、その理由を聞きました。

―「紙管こどもイス」のコンセプトについて教えてください

リサイクルでき、軽くて丈夫で、建材にも使われる「紙管」を素材に、自分で組み立てられるイスをつくろうということで、約10年前に誕生しました。この商品は、ある意味「未完成品」。その分、クレヨンで絵を描こうが落ち葉を貼ろうが自由です。「参加性」と「カスタマイズ」によって、自分だけのイスができあがります。

この商品は小学3年生くらいまでを対象にしていて、最近では幼稚園の卒園記念にイスをつくるワークショップなどを行っています。テーブル文化のヨーロッパでは、「自分のイスをもつ」ということは、自分が社会に居場所をもつということを意味します。卒園の記念に、初めてのイスを子どもたち自身がつくるなんて、素敵じゃありませんか。

―「エコ結び・丸の市」で行われたワークショップが盛況だったそうですね

幼稚園~小学校1年生程度の子どもたち 45人が参加してくれました。丸の内に子供がこんなにいるのかって驚きましたね。最終日に当たる16日(金)の夕方には、仕事帰りのパパたちも合流して、それは楽しそうでしたよ。大人の方が夢中になってつくっている、なんて場面もあったりしてね。

IMG_9406.JPGエコ結びの仕組みも面白いですね。SuicaやPASMOで買い物をするだけで、まちのエコに貢献できる。日常的に使っているものなので、生活の中に取り入れやすい。ただ、SuicaやPASMOであまり高額な買い物はしようと思わないので、ポイントがなかなか貯まりにくい気がします。

―8月には「イス展覧会」が開かれるそうですが

アーティストや絵本作家がつくった紙管こどもイスを一同に集めて展示する予定です。イスをキャンバスにして、こんなにたくさんの表現ができることを面白がってもらえるといいなと考えています。自分の感性をたよりに豊かなモノづくりが楽しめるということが伝わればいいですね。

―将来的には大丸有エコキッズとのコラボレーションもあるかもしれない?

それは未定ですが(笑)、紙管こどもイスは古紙をリサイクルした素材でできていますからね。エコの合言葉と、大丸有という場を通してつながっていくのはいいことだと思います。無印良品 有楽町店で行っているレンタサイクルも人気なんですよ。

毎日の買い物を通じてエコ活動に貢献できる「エコ結び」をきっかけに、大丸有と無印良品のコラボレーションが、モノづくりやリサイクル、親子のコミュニケーションを、今後もより楽しいものにしてくれそうです。

無印用品 有楽町店

営業時間 : 10:00~21:00
住所 : 〒100-0005 東京都千代田区丸の内 3-8-3 インフォス有楽町2・3F
電話番号 : 03-5208-8241
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