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【大丸有トリビア vol.4】広くて開放的なMARUCUBE、1辺は何メートル?

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今週末に迫った、第3回丸の内検定。
丸の内地球環境新聞では、試験日まで毎週、丸の内検定ガイドブックの問題をご紹介しています。試験直前の今週は2回にわたって練習問題をお届けします。

今回は環境・まちづくり問題!

○ ○ ○ ○ ○ 

Q73 環境・まちづくり
(丸の内検定ガイドブックP.162)

「MARUCUBE」はキュービックなガラスのアトリウムのこと。おおよそのサイズはどれか。

(1) 約15m角の立方体  (2) 約30m角の立方体
(3) 約45m角の立方体  (4) 約60m角の立方体


解説

丸ビル1階のMARUCUBE(マルキューブ)は、丸の内仲通り側の角に設置された、キュービックなガラスのアトリウムのこと。"キューブ"というのは、パズルのルービックキューブからもわかるとおり、もともとは立方体とか正六面体の意味で、最近はパソコンの型式や車名にも使われている。 丸ビルのMARUCUBEは、さまざまな面から考案された結果、1辺がおよそ30m角の立方体として設計・建築された。

marucube_s.jpgこれは、「大手町・丸の内・有楽町地区まちづくりガイドライン」にも示されているように、"街並み形成型まちづくり"計画によるものであり、建築内部にも公開空地(有効空地)が設けられている。公開空地とは、建築基準法の総合設計制度に基づいて、開発プロジェクトの対象敷地内に設けられたオープンスペース(空地)のこと。特定行政庁の許可を得ることで、空き地の有効面積に応じて容積率や高さ制限の緩和を受けることができる。その条件は、一般に公開され、歩行者が自由に通行したり利用したりできることや、塀などで道路側から遮らず、周辺環境の向上に努めること、さらにイベントなどの一時的な利用を除き、営利目的で長期間、常設的に占有できないこと、などとなっている。

つまり、社会全体が多様化して都市機能も複雑になっていくなか、丸の内地区でも、より開放的で相互に機能し合うような街づくりが求められ、そこから歩行者ネットワークの軸となる、丸の内仲通りと一体的なにぎわいを生み出すようにしたのである。その基本的デザイン・コンセプトは、都市においてより快適な空間を創り出すことであり、地球環境に対して十分な配慮を行うことである。このためMARUCUBEでは、5層の吹き抜け空間を設け、できる限り外光を採り入れるようにしている。

* 写真: 丸の内仲通りと一体感を持つ、開放的な憩いのスペースの丸ビルMARUCUBE。アートや音楽など、さまざまなイベントを開催する情報発信スポットとなっている。 Creative Commons. Some rights reserved by Fluoride's memories.
* 記事本文は、丸の内検定ガイドブックより提供されています


丸の内検定ガイドブック

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