過去のアーカイブ過去のニュース

第38回地球大学アドバンス 「地球都市のソフトランディング」開催 ゲスト:千葉大学 村木 美貴、東京都環境局 小原 昌

地球都市のソフトランディング

chikyu-univ.jpg1月24日開催の第38回地球大学アドバンスのテーマは「地球都市のソフトランディング」です。今回は、千葉大学大学院工学研究科准教授で都市政策・タウンマネジメント研究を専門とする村木 美貴氏、東京都環境局・計画課長で低炭素化・自動車公害対策担当の小原 昌氏をお迎えし、人類的リスクとしての「都市問題」を地球目線であらためて捉え直したうえで、10年後、50年後を見据えたTOKYOの都市政策の最前線を語っていただきます。

70億人に達しつつある地球人口の半分が都市に暮らす、という未曾有の「都市化」時代。アジアやアフリカでは人口一千万以上のメガシティが続々誕生し、特にスラムなど劣悪な環境のなかで暮らす人口が急増。感染症やテロ、環境負荷の最大の発生源であり、同時に気候変動やピークオイル、食糧危機に最も「脆弱」なこうした都市の膨張は、地球社会の時限爆弾であり、人類最大のリスクマネジメント課題といえるでしょう。

一方、先進国の都市でも、中心市街地からの人口流出、スプロール化と居住環境の悪化、人口の急速な高齢化などさまざまな問題を抱え、都市政策の転換と新たなタウンマネジメント手法の確立が急務となっています。また移民の増加により、地球規模の「南北問題」が都市内格差として顕現しているような状況も世界中でみられます。

今回の地球大学では、こうした人類的リスクとしての「都市問題」を地球目線であらためて捉え直したうえで、世界のタウンマネジメントの新たな流れ、低炭素で人間中心的な市街地のボトムアップ創成の試みについて紹介します。そして、そうした流れのなかで日本およびTOKYOはどう転換しようとしているのか?――10年後、50年後を見据えたTOKYOの都市政策の最前線を語っていただきます。

[topics]

  • 地球都市の爆発、増大するエコロジカルフットプリント
  • 世界の都市問題の現状
  • 先進都市のタウンマネジメント手法~「中心市街地活性化」から「低炭素化」まで
  • 「都市を経営する」という視点こそ、都市問題解決に向けた大きなカギ
  • TOKYOの未来~100年前の都市デザインのままでよいのか?

第38回地球大学アドバンス 〔TOKYO SHIFT シリーズ 第10回〕

日時:2011年1月24日 (木) 18:30~21:30
* 12月は、開催日が木曜日となります。お間違えの無いようご注意ください。
場所:新丸ビル10 階 「エコッツェリア」
テーマ: 地球都市のソフトランディング
ゲスト:村木美貴氏(千葉大学大学院工学研究科准教授、都市政策・タウンマネジメント研究)、小原昌氏(東京都環境局・計画課長、低炭素化・自動車公害対策担当)
参加費: エコッツェリア会員企業に所属の方 無料
* 名刺にて照会いたします。名刺(社員証)を必ずご持参下さい。
エコッツェリア会員企業に非所属の方:2,000円
定員: 50名
参加方法: 事前登録が必要です
司会: 竹村真一氏(Earth Literacy Program代表/エコッツェリアプロデューサー)
主催・運営: 大丸有環境共生型まちづくり推進協会(エコッツェリア協会)
協賛: 株式会社大林組、鹿島建設株式会社、清水建設株式会社、大成建設株式会社、株式会社竹中工務店、戸田建設株式会社
企画・運営: Earth Literacy Program