
CSRイノベーションワーキンググループが11月1日(金)に開催されました。
今回は一般向けのイベントとして実施。30名が参加され、ゲストに放送作家の『さいとうかおり』さんを迎え、「コミュニティ」をテーマにゲストトーク「ラジオとコミュニティ」と、ワールドカフェ形式の対話が展開されました。
ラジオは、Key Station(キー・ステーション)と呼ばれる東京のFM局とAM局、周辺エリアの首都圏FM局、そして全国に広がる地方FM局からなっています。また、番組をつくるにあたっては、プロデューサー、ディレクター、放送作家、パーソナリティーの仕事が必要不可欠です。
放送作家の仕事は主に、最近注目されているものやリスナー層が求めるものをまとめる「ネタ出しとリサーチ」。会議で決まった内容をまとめていく「台本作成」。番組が盛り上がるよう、さまざまな創意工夫をされています。
放送作家を目指される以前、ラジオは顔の見えない相手に向けて発信しているイメージが強かったそうです。中学3年生のときに聴いていた、ニッポン放送の中学生を対象とした番組が放送作家を目指すきっかけになったと言います。その番組で、もっとも印象が深かった場面のお話をされました。
番組に届いたメールをDJが読まれたときのことだそうです。「ラジオネーム○○さん。学校でいじめられていて居場所がありません」「ラジオネーム△△さん。私も居場所がありません」。これに対してDJは、「大丈夫だよ。この時間になれば、この放送を同じように聴いている友だちがたくさんいるじゃないか」と、泣きながら子どもたちの相談にのられていたそうです。番組を聴いているリスナー同士が、番組に寄せたメールに共感し合う。直接ではないけれど、ラジオがコミュニケーションを生むひとつの媒体になっているのだと気づき、こういう番組をつくりたいと強く思うようになったそうです。
放送作家になった今は、どうしたらリスナーさんに楽しんでもらえるのかを常に考えながら仕事をされています。例えるなら、友だちに誕生日のサプライズをしようと企画する場面に感覚が近いのだと言います。楽しい声が届く、ありがとうが届く、ラジオというコミュニティには、本当の心と心のやり取りがあるのではないかと感じていると話されました。
ラジオの場合、リスナーさんは、顔の見える"Face to face"ではなく、顔の見えない"No face to face"。ラジオを通じた顔の見えない関係性のコミュニティも、ひとつのコミュニティなのではないかとまとめられました。
今回は、8グループに分かれ「コミュニティと聞いてどのようなイメージが浮かびますか」「なぜコミュニティが必要なのでしょうか」「オフィス街のコミュニティにはどんな可能性があるでしょうか」の3つをテーマにグループで対話が行われました。各テーブルにはホスト役が残り、参加者はテーマごとにテーブルを移動。テーブルに置かれた模造紙へは、各々浮かんだこと、聞いたことを単語やフレーズ、イラストなどで積極的にメモされていました。
さいごには、各グループで考え作成した「オフィス街のコミュニティ」についてキャッチフレーズを発表。
<グループごとに発表されたキャッチフレーズ>
A:楽しく化学反応コミュニケーション
B:オフィスのドアはどこでもドア!!
C:あったらあったでいいんじゃない
D:パレット
E:飲みニケーション
F:後づけの価値観
G:Oh! face to face
H:かざらずに自由に多様な人が乾杯!!
8グループすべてに大きな拍手が起こり、テーマの「コミュニティ」がさまざまな形で表現され、全体にシェアされました。
エコッツェリア会員企業を中心に、CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)について学びあいます。さらには、CSV(Creating Shared Value:共通価値の創造)をめざし、学びから実践に向けたアクションづくりを行います。