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【レポート】世界規模のビジネスアイデア・トーナメント本予選

――1776 チャレンジカップ in 東京 2月25日 <DAY2>

2月25日、ワシントンD.Cを拠点としたグローバルインキュベーター・シードファンド1776が主催する「1776 チャレンジカップ」の東京予選が、3×3 Lab Futureで開催されました。24日には参加者たちを対象にしたメンタリングセッションがありました(※前日のプレセッションの様子はこちら)。

日本で初めての開催となる今回のコンペティションに参加したのは、23組のピッチ登壇者たち。6月、ワシントンD.Cで開催される世界大会「グローバル・ラウンド」への参加権を得た5チームが選ばれるまでの1日の様子をレポートします。

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1776の俊英たちによるユニークな「ハッキング教室」

1776の俊英たちによるユニークな「ハッキング教室」

午前中は、コンペティションの登壇者向けに、スタートアップに特化したVC(ベンチャー・キャピタル)1776のマネジングディレクター・デビッド・ジッパー氏とアンドリュー・ドイアン氏による「1776 ハッキング教室」が開催されました。「ハッキングとは、トリッキーな問題に対する賢い解決のことであり、何かを並はずれたやり方で、モダンにする、あるいは変化させることです」とジッパー氏。ユニークな自動車配車サービスを提供するUber(ウーバー)やオンラインストレージのDropboxのほか、AirbnbやGROUPONなど、今最も注目されているサービスにおけるハッキングについての解説を元に、インタラクティブな議論が行われました。

ランチミーティングでは、JIN常務理事で元・ソニー株式会社社長の安藤 国威氏を迎えてトークセッションが行われました。1969年にソニーに入社してから現在に至るまでの経歴を、ラジオなど商品開発の発展と共に語る中、同氏の愛読する一冊の書籍からこんな一文が紹介されました。「To Live well, you must produce well.(満足のいく人生を送るためには、より良く生み出さなくてはならない)」――この言葉は、ヘルスケア、教育、金融、エネルギー、交通、セキュリティ、食料など、さまざまな社会問題を解決するべく、熱い志を持つ23組のピッチ登壇者へのエールのように聞こえました。トークのあとは、質疑応答。同氏も才気あふれる若きスタートアップたちとの交流を楽しんでいるようでした。

その後は、イベント一日目の24日に引き続き、午後5時まで、再びメンタリングセッション。ノートパソコンに保存したピッチの文面を見ながら練習する人、3×3 Lab Futureの外に出て、身振り手振りをつけて練習する人。十人十色のスタイルで、まもなく始まる本選に向けての準備が行われていました。

会場でドレス・リハーサルが行われる中、コンペティション開始までの約1時間、VIPレセプションが開催されました。JINの専務理事・西口尚宏氏による挨拶のあと、総務省総務大臣補佐官の太田直樹氏、アメリカ大使館商務部上席商務官のスティーブン・アンダーソン氏、デビッド・ジッパー氏と共に、鏡開きが行われ、お酒やフードも振る舞われて、いっそう華やいだ空気に。

ワシントン本選への切符を勝ち取った5組とは

そして、いよいよ東京予選がスタート。最初に、1776と今回の東京予選のリージョナル・パートナーとなったJINとの提携が発表され、西口氏とジッパー氏は、来賓の目の前で、協業の覚書にサインをし、固く握手を交わしました。審査員を務めるのは、ジッパー氏をはじめ、500スタートアップス・ジャパン代表兼マネージングパートナーのジェームズ・ライニー氏、フィリップスの笠原哲治氏、ラーニング・アントレプレナーズ・ラボの共同代表堤孝志氏、一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会代表理事の小山龍介氏らです。

緊迫した空気が漂う中にも、ドッと笑いを誘った日本のPRIMO Inc.や中国在住の白人女性による流暢な中国語から始まり、拍手を巻き起こしたGeili Giving(給力)など、ピッチの内容はむろん、高レベルなプレゼンテーションで魅了した2組が個人的には印象的でしたが、栄冠に輝いたのは、Skootar(バンコク)、Horsepower(マニラ)、Picktale(北京)、Dot(ソウル)、そして日本からはMolcureの5組。

Skooterは、バンコクで信頼できるスクーターメッセンジャーを中小企業に繋ぐオンデマンドサービス、Horsepowerは、フリーランサーや中小企業を対象に、経費精算のフィンテック・スタートアップを、Picktaleは子ども向けのデジタル・ピクチャーブックを扱っています。Dotは、点字を出力するスマートウォッチ、Molcureは抗体医薬品開発サービスで、みごと勝ち抜きました。

6月にワシントンD.Cで開催される本選への参加者は、彼ら5組を含める45組。その中から選ばれる優勝者1チームには、優勝賞金175,000ドル(USD)と、1776シードファンドより最大1,000,000ドル(USD)の投資が付与されます。ファイナルの結果はいかに!?今後も、チャレンジカップからますます目が離せません。


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