シリーズコラム

【さんさん対談】問われているのは人類の進化

NELIS 共同代表 ピーター・D・ピーダーセン氏 × 3×3Lab Future・田口真司

「環境の人」「CSRの人」と言われることの多いピーター・D・ピーダーセン氏は、そんなイメージを軽やかに、しかし力強く乗り越えて、持続可能な世界を実現するために意欲的に活動している。昨年は世界を変革する力を持つ若い世代のリーダーたちを世界各地から集めたイベント「NELIS(ネリス)」を滋賀県で開催し、大きな話題となった。なぜ今世界を変革しなければならないのか、そしてまた、なぜ人は変わらなければならないのか。「持続可能性」を真ん中に据えたとき、その答えはクリアに見えてくるはずだ。森閑とした軽井沢に住まいながらも深窓にとどまることなく、チャンネルはつねに世界に開かれているピーダーセン氏。上京の折に3×3Lab Futureに立ち寄っていただき、3×3Lab Future プロデューサー・田口真司氏と持続可能性をテーマに企業と個人、都市と地方について語り合う。

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NELISと人類の進化

NELISと人類の進化

NELISのサイトより

田口:ピーダーセンさんは、CSRや環境課題での活動がよく知られています。今日は、まずピーダーセンさんが昨年(2015年)に開催した「NELIS」についてお聞きしたいんです。世界各地から意欲的な活動をしている若手リーダーを集め、未来について議論したチャレンジングな集まりだったと伺っています。これはどういったものなのでしょうか。

ピーダーセン:「Next Leaders Initiative for Sustainability」の頭文字から取ったもので、世界各地で持続的社会の実現に向けて奮闘している若手リーダーをつないで、変革者としての力を高めることを目的にしています。また、大きな視点では、ボトムアップでソーシャル・イノベーションを世界各地で展開していくことをミッションにしています。

田口:なるほど、これは総論としては誰もが必要だと認めるものだと思います。がしかし、なぜそれをピーダーセンさんが手がけるのでしょうか。

ピーダーセン:環境CSRのコンサルティングをする会社(イースクエア)を2000年に東京で設立して、日本の大手企業や大学と仕事をしてきましたが、英語でいう"グラス・シーリング"、見えない天井を感じていたんです。上は見えるんだけど登れない、社会にはそんな障壁がある。持続可能な世の中を作ろうとしているときもその点は同じで、大手企業はやはり株主資本主義、金融資本主義という一種のグラス・シーリングに直面して、中にはいい人もいっぱいいるのに、一定のことしかできない。革命的なことができない。誰もが短期的な売上に対する圧力に直面している。

一方で国レベルでもいろいろな取り組みが進んではいるものの、最終的には"国益"のせめぎあいの中で、環境問題、ソーシャル・イノベーション、持続可能性というものはやはり後回しになりがちです。これはもう10年前にも感じていたことなんですよね。

それでどんなに時間が掛かろうとも、ボトムアップで新しいリーダーを育成していかないと世の中は変わらないだろうと考えました。大げさかもしれないけど、今、持続可能な社会を作らなければ人類文明は続かない。2004年には最初のアイデアはありましたが、ようやく昨年に実現できました。

田口:そうしたボトムアップが必要な「時代性」について、どのようにご覧になっていますか。

ピーダーセン:これまで――特に戦後から20世紀後半にかけては、世の中はどんどん成長して次の世代にバトンタッチするときには、ごく自然により良い世界になるだろうという確信を持っていたと思うんですよ。でも、今はその確信を全然持つことができない。私も子どもがいる身として、このまま成り行きにまかせてバトンタッチするなんてとてもできないです。

私が言うグラス・シーリングは、企業、国家というプレイヤーが破ろうとしてもどうしても何かしらの制約にぶつかってしまい、彼ら自身で取っ払うこともできないというものです。京都議定書でもそうでしょう。だから今までとは違った形で行動を広げていく必要がある。そういうことだと思います。

また、インターネットが普及したことで、NELISのような世界をつなぐ横断的なネットワークが可能になったということもあります。――いや、というよりも、これは必然とも言えるかもしれませんね。今世界中で、あらゆる境界線を越えようとする動きが出ています。さまざまな団体、運動、イニシアチブ。そういうムーブメントがいっぱい生まれている。これはとても大事なことだと思っていて、人類が向かうひとつの必然的進化の方向性なんじゃないかとも考えています。

人間とは、これまで「ホモ・サピエンス」つまり"知恵ある人間"でしたが、そんな頭でっかちの人類から、これからは協調、共創できる「ホモ・ソシエンス」という人類に文化的・精神的に進化をとげつつあるんじゃないか。今、そのプロセスの途上にあって、コモングッド、共通善に重きを置いて活動する人たちが、境界を超えてつながろうとしている。これはつまり、我々の進化が問われている、そんな風にも考えています。

ケンブリッジのレポートによると、世界人口、実質GDPが爆発的に成長するのに連動して、環境関連のCO2、メタンガスの排出量も増加し、熱帯雨林は急カーブを描いて減少しています。こんなカーブを描いてきた文明社会が生き延びた例はありません。アーノルド・トインビーが描き出した文明の栄枯盛衰を見ればそれも明らかでしょう。ここからどうやって軟着陸、いや、新しい発展曲線を描けるのか。そこが問われていると思います。

田口:深いですね。社会の問題にとどまらず、文明論、進化論としての持続可能性。

企業と社会変革

ピーダーセン:それを企業が市場原理の中で稼ぎながらやる――それはCSRとかCSVとも言いますが、そこまでのことは期待できない、求められないということもありますよね。良い人もたくさんいるが、一定以上は期待できない。全く新しい判断基準で意思決定する人を何百人、何万人と増やしていく。NELISの目指しているところはそこなんです。

田口:なるほどよく分かります。一方で、日本は優秀な人材が大企業の中に多いと思うんです。しかし、活躍の場が限定され社会全体に還元されない。さらには、若い時に持っていた大きな野心が徐々に潰されていく現状がある。そういう人たちをなんとか引き上げたいと考えているんです。

ピーダーセン:本当ですね。これは日本の大企業に限らず世界の大手組織は概ねそういう傾向にあるでしょう。大きなものは回っていかないといけないから、個々人の気概ややる気は、組織の歯車に巻き込まれ、水増しされて薄められてしまって、かつては持っていたはずの"志の炎"はだんだん消えていってしまうのじゃないでしょうか。それが非常にもったいない。中には面白いプロジェクトを始めている若者も多くなって来ているのに、消してしまうようでは先がない。

田口:まったく同感です。私が思うのは、まず"個"がなければだめだということ。そのうえで、コモングッドな社会を目指すということが大切なのだろうと考えています。自分のためだけではない、社会のためだけではない。両方のバランスです。日本人は、個を強くすると社会性が欠け、逆に社会性のために個を消してしまうというように、バランス感が欠けているように見えます。

ピーダーセン:そうですね。個人と協調性、両方が必要ですよね。例えば北欧は共同体が強いから"個人"でいられる。矛盾しているように聞こえますが、共同体と個人は、実は相矛盾するものではない。コモングッドを皆で目指せば、あとは自由にしていい。なんというのかな、陰と陽のようなイメージです。日本の場合は、会社という共同体のために自分をつぶすところがある。

田口:日本語に「利己」「利他」という言葉がありますが、私は「利他」を前面に出している人をあまり信用できないんですよ。理想は利己の延長線上に利他がある形です。自分のためだけど、それが人のためでもある。"人のため"を自分ごとにできる人ですよね。

ピーダーセン:そうそう。それが求められますよね。

NELISの多様性

NELIS共同代表者 左から秋村氏、ピーダーセン氏、山本氏(NELISのサイトより)

田口:では、またちょっとNELISに戻って、詳細をかいつまんで教えていただけますか。

ピーダーセン:第1回目は14カ国から25人のリーダーに集まってもらい、ネットワーキングをどう広げるかをテーマに、クローズドのシンポジウムを開催、お披露目としては、1回パブリックフォーラムを立命館大学で行いました。メンバーは40歳以下の若手リーダー。条件は、社会に出ていて、なんらかの社会分野で何かをやり、イニシアチブを取って世界を変えようとしている人。研究者や学生ではなく、あくまでも実践者限定です。40歳以下にしているのは、40歳以上だとキャリアがロッキングされているし、人によっては価値観もロッキングされてしまっているから。20代後半から30代が中心で、まったく新しいことに取り組んでいる人たちです。

会場は滋賀県の近江八幡市です。もう東京中心の時代じゃないだろうと。地方から世界へつながることを意識して、敢えて滋賀県で開催していますが、こちらの商工会議所会頭の秋村田津夫さん、和菓子の「たねや」4代目の山本昌也さんが共同代表者となってくださり、積極的にバックアップしてくれています。

オンラインのネットワークだけでは弱いので、Face to Faceで集まる場がほしいということで、第2回は2017年1月に開催予定です。人選は、最終的には私が面談して決定はするのですが、1回目の参加者から2、3人ずつ推薦してもらって、参加者を広げたいと考えています。また、クローズドとオープンのセッションを半々でくらいでやろうと。次世代リーダーズサミットとして京都でお披露目して、滋賀に戻って2日間公開セッションを行う予定です。

次回のテーマはNELISの発展の仕組みをどう作り、進めるか。今度は16カ国から36名が参加予定です。本当に幅広い人たちが揃いますよ。めちゃくちゃ広い。環境に限らず、新しいことをやろうとしている人たちで、共通しているのはサステナビリティという1点だけ。

その意味では社会イノベーターとも言えるかもしれません。ありとあらゆる領域の人が来るので、必ずしも起業家ばかりとは限りません。これはNELISの特徴のひとつですね。行政の人も来ます。

田口:面白いですね。今の日本でソーシャルセクターだっていうと、起業家ばかりが集まります。

ピーダーセン:そうなんです。でも社会はビジネスだけじゃないでしょう? 行政の人も農業の人も、あらゆる人が連携して社会が成り立っている。だからNELISでは実践者であればその内容は問わないんです。

田口:うーん、それはワクワクしますね。

ピーダーセン:ワクワクするでしょう?(笑) すごく面白いです。

NELISが持つ可能性は

ピーダーセン:今ひとつNELISの未来のことで考えていることは、ロータリークラブのような組織にできないかということなんです。世界に3万5000クラブがあり、日本では2200の支部で10万人弱のメンバーがいます。ロータリークラブのすごいところは、倫理に則り、内発的に活動していること、そして末端に至るまで外的なお金に頼らず健全に運営していることです。NELISも同じように展開できるようになりたい。日本各地にイノベーターの拠点が2200カ所もあったらかなり"イイ"と思うんです。

そのためには、NELISをもっとブランドとして育てたい。その一つが企業を巻き込むということで、志の炎が消える前の若手にとって、もっとも面白い学びができる、人材育成の場として企業で使いませんか?と話しています。

田口:それは理解力のある企業でないと難しそうですね......。

ピーダーセン:いや、結構大手企業のみなさんからご支援いただいていますよ。

田口:そういった企業は、自社努力だけでは未来がないと理解してるんですか?

ピーダーセン:トップの方はご理解いただいているとは思うんですが、中間管理職の方で分かってくれる方が少ない。50社くらい回って、ようやく14社からご賛同いただいたんですよ。

田口:すごくいいですね。国内風潮としてベンチャー企業を増やすという言葉をよく耳にしますが、大企業の中の人材を育成することがポイントだと思うんですよ。ただ企業は優秀な従業員を手放したくないし、自由にやらせることもしないので、そこが難しいわけで。そういうところに一石を投じますね。

ピーダーセン:ただ、なかなか若手を大勢派遣してくれるところまではいかないのも事実です。「お金は出すよ、でも人は出せません」と。若手は行きたいと言っているんですが、上が許さない。そこはまだまだ壁がありますね。行きたいという人が10人いても、来てくれるのは2人くらいになっちゃってます。

田口:若手が外で何かを学んで社内で活躍してくれる姿のイメージができないんでしょうね。

ピーダーセン:それはとても残念なことなんです。ドラッガーも1973年に書いてるんですよ、「社会イノベーションはグローバルビジネスのリテラシーだ」とね("Management: Tasks, Responsibilities, Practices"『マネジメント【エッセンシャル版】』)。社会の課題は、事業機会の源泉である、イノベーションは技術や製品に特有のものにしてはならない。そう言っています。世界に出てグローバルに活躍しようとしている日本企業こそが持つべきものじゃないでしょうかね。それを理解していただければと思います。

田口:この3×3Lab Futureもそうなんですが、新しい出会いが新しいビジネスチャンスにつながる、ということはなかなか理解しにくいところかもしれません。

ピーダーセン:そうですね、それを自分で見出し、引き出し、発掘する力も必要でしょうね。

垂直から水平へ

田口:その点でいうと、若手側の課題感はどうなんでしょうか。チャンスがあるけどいらないよ、なのか、チャンスをチャンスと見ることもできないのか。この辺は若手を育てる教育の問題もあると思うんですけど。

ピーダーセン:それについては英語の問題が大きいと思いますよ。チャンスだと思っても英語だと思うと怯んでしまう。NELISに行きたいけど英語がハードルになってる。これは若手のせいではなく国の罪ですよ。教育の改革が遅すぎる。

危機感にも欠けているし、教え方も依然として旧態然としている。いまだに単語帳で丸暗記の詰め込み型でいいのかと思います。私が初めて日本に来たときから全然変わってないんですよ。北欧やオランダのような小国は英語ができなければ生きていけないから、嫌でも覚えるし、文法なんて習わないですよ。まずいきなり作文書かされたり、表現することから始まりますから。私、SVOC(英語文法の主語、動詞、目的語、補語)なんて日本に来て初めて聞きましたよ。

田口:教育の問題は個人レベルでできることはたかが知れてますからね。ただ、以前に比べると若者は変化していますよね?

ピーダーセン:ええ、それは最初に創業した2000年と比較しても変わってると感じます。社会的関心がとても高まり、活動する若者も増えています。

田口:私達の世代は人よりも出世する、他の企業に勝つ、という価値観が全盛の時代でしたが、今は「自分が勝つ<社会貢献する」というマインドですよね。これって世界的潮流でしょうか。

ピーダーセン:イエスです。潮流になっているし、ひとつの垂直に生きていないと感じます。ひとつの会社、ひとつの部署、そういう垂直関係の中で生きているのでなく、外に出て水平につながろうとする。これはグローバルなトレンドになっています。生き方そのものになりつつあると言ってもいいかもしれません。また、それを可能にする技術的ツールが揃ってきたことも大きな要因でしょうね。

世界的な政治の表面を見ていると、これとは反対の内向き志向になっているようですけど、これは上の世代だけだと思うな。

都市はダイナモ

田口:NELISが地方から世界へ、というように、今時代は一極集中から地方への時代に来ていると思います。ピーダーセンさんご自身も軽井沢に居を構えていますよね。そこで改めてこれからの地方の役割と、そしてもしあるならば都市、東京の果たすべき役割についてどうお考えでしょうか。

ピーダーセン:いや、都市は重要なんですよ。ただ、本当に必要なのは、一極、二極集中とかではなくて、多極型社会とでもいえばいいか。都市は"ダイナモ"みたいなもので、ものすごいエネルギーを生み出す必須のものなんです。ただ、日本は東京に偏り過ぎているのが問題で、京都でさえも東京と比較すると"田舎"扱いじゃないですか。東京以外はみんなイナカ。それが日本の課題です。

ドイツやアメリカはそうじゃないじゃないですか。ドイツならシュトットガルトもあればミュンヘンもある、ベルリンもあればデュッセルドルフもあるしハンブルグもある。それぞれの都市が地域のダイナモになって活動してる。それぞれの中核都市に大きな企業の拠点があるというのもいいですよね。例えばベンツならシュトットガルトというように。日本も豊田市はトヨタが、ソフトバンクは福岡、楽天は仙台へと移ればいいんですよ。伊藤忠も大津へ戻っちゃえばいい(笑)。

田口:ピーダーセンさんと話していると、個人を超える大きな構想を持ちながらも、あくまでも個人として活動していると感じますね。そこがすごい。

ピーダーセン:その発想はすごく大事だと思っています。「人はひとりでは何もできない」というのはまったくの間違いで、「一人でしか何かをすることはできない」。これが私の発想の基本です。例えば田口さんは田口さんのことしかできない。私のことを田口さんにやっていただくことはできないんですよ。そういう基本的なマインドセットに立って、その上でいかに人を巻き込むか。それを考える。まずは一人で世の中を変えるぞ、という帆を立ててみせる。それが重要なんじゃないかな。

田口:いや、今日は社会哲学から生物学ととても幅広いお話を伺えて刺激的でした。ぜひ今後の活動もご一緒できたらと思います。今日はありがとうございました。

ピーター・D・ピーダーセン(Peter David Pedersen)
株式会社イースクエア 共同創業者/リーダーシップ・アカデミーTACL 代表/NELIS-次世代リーダーのグローバルネットワーク 共同代表

1967年デンマーク生まれ。1984年栃木県宇都宮高校に留学した経験もあり、ドイツの日系企業で勤務したが、その後1990~1992年に翻訳・通訳者として日本で活動したのち、1995年から本格的に日本を拠点に活動を開始。2000年に環境・CSRコンサルティングを手掛ける株式会社イースクエアを設立。企業、行政へのコンサルティングを中心に活動。日本に「LOHAS」という言葉を持ち込み広めるなど、幅広い活動をしてきた。2011年同社社長を退任。2014年から本格的にNELISの活動をスタートする。ジャーナリスト、著述家としての顔も持ち、著作も多数。

ピーター・D・ピーダーセン オフィシャルサイト

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