プロジェクトが大きく成長していく過程が楽しい
丸の内朝大学の前身である「朝EXPO 2007 autumn」から大丸有エリアの様々な活動に携わっています。いまではのべ1万人以上が受講するほどに成長し、いわゆる"朝活"の代名詞ともなった朝大学ですが、当時は新しいプロジェクトの立ち上げにワクワクしていたのを思い出します。私自身ミーハーなので、まちの未来を考えて常に新しいことに挑戦しているエコッツェリア協会の活動をサポートする仕事はおもしろいですね。事務局を担当しているCSRイノベーションワーキンググループでも、先進的なCSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)の取り組みを知ることができて刺激的。新しいことや、挑戦的なプロジェクトは大変なことも多いですが、だからこそ成長し、成果が生まれた時の達成感はひとしおです。
- Q1
- CSRイノベーションワークンググループ(WG)の魅力は?
- A1
- 普段の仕事では出会うことがない人たちが、ひとつのことに取り組み信頼関係をつくることができる場であるということ。大丸有エリアの様々な業種の企業から参加者が集まり1年間活動するので、もし大地震など有事が起こった場合も、顔を知っているからこその、企業の枠を超えた連携や協力がスムーズにできるのではないかと思います。WGがただのCSR勉強会ではなく、エリア内の結びつきを強める助けになればいいですね。
- Q2
- 大丸有で好きな場所は?
- A2
- 皇居外苑のお堀です。丸の内朝大学のキャンパスのひとつ「楠公レストハウス」によく行くのですが、馬場先濠と日比谷濠のあたりには美しい白鳥がいて、いつも見とれています。橋から手をたたいて呼ぶとすーっと寄ってきてくれて、澄ました顔して(!?)人懐っこいところもかわいいですよ。
- Q3
- 大丸有を1日好きにして良い、と言われたら?
- A3
- 仲通りや行幸通りの道をふかふかにしたい!自然が大好きなので、裸足で歩いたり、道に寝転んで、大きな空を感じたいです。
- Q4
- オススメの本を一冊教えてください。
- A4
- 『丸の内シェフズクラブ 25人の一汁一菜』(KADOKAWA)。丸の内エリアで食に関する様々な活動を行う「食育丸の内」のプロジェクトの中でも、エリアを中心に活躍するシェフで構成される「丸の内シェフズクラブ」から誕生したレシピ本です。栄養バランスを考えた伝統的な「一汁三菜」の献立ではなく、時間のない現代人に向けて「一汁一菜」として一流シェフが考案したレシピが盛りだくさん。料理が好きで普段から栄養バランスには気をつけていますが、こだわりすぎずに旬の食材を使い、食を楽しむことも大事だと本を読んで再認識することができました。
- Q5
- エコッツェリアのすごいと思うところは?
- A5
- エコッツェリアで打ち合わせをすると、初めて訪れる人がみんな「すてきな場所ですね」って言うんです。私もそう思います。エコッツェリアには様々な"エコマテリアル"がありますが、新聞紙の椅子や再生プラスチックの板材で作られた机など、リサイクル品なのにデザインも明るくおしゃれ。インテリアも緑化されていて居心地のいい空間が作られているのはすごいなと思います。
石川頼子(いしかわ・よりこ)
CSRイノベーションワーキンググループ 事務局
株式会社サンプラックス勤務。エコッツェリア協会を中心に大丸有エリアのさまざまな活動の事務局を運営する。CSRイノベーションワーキンググループのほか、丸の内朝大学、地球大学、まるのうち保健室などを担当。自身いわく「しつこい性格」を生かして、関係者の調整や種々の確認を滞りなく行う裏方の要。趣味の書道は師範を目指して修行中。