シリーズVOICE

【VOICE】鵜久森洋生さん

松山工業株式会社 代表取締役社長

Q1
あなたはいま、どのようなプロジェクト・仕事に取り組んでいますか。また、それに取り組むきっかけについて教えてください。
A1
経営をする一方で、最近はコネクターとして企業間連携と、スタートアップ企業の支援に取り組んでいます。きっかけは、2005年に福祉・介護向けロボット分野で何かやろうと思った時、市場自体が生まれておらず、自社の収益だけに捉われない市場自体の創出活動を展開し始めたことにあります。
今でこそ「サービスロボット」という言葉が生まれましたが、他に理解者がいない中で始め、ヒト、モノ、コトの関係性を大切にしながら活動を継続しました。気が付けばその活動から独自のコミュニティーが生まれ、企業間連携のきっかけを私自身が作るケースが多くなっています。
Q2
今後やりたいことは何ですか。また、それをやるためにどういった仲間がほしいですか。
A2
業種問わず、枠に捉われないで活動を共に出来る仲間が欲しいです。 これまでの活動を通じて、今、日本に必要なのは「感性」だと考えています。
最近になって、例えばIOTやAIを使った効率化に戸惑っている企業が多い状況が、実はその必要性や、根底にある前提条件に辿り着いていないケースが多いことに気付きました。何故こういったことが起こるのか考えた結果、イメージが出来ないからだと考えています。 なので、私が活動するうえで心掛けているのは、感性に響くことは何かという点です。抽象的ではありますが、こういった側面で活動を一緒に出来る方が増えればと思っています。
Q3
3×3Lab Futureでどのような活動をしていますか。
A3
様々な価値観が共存する場所なので、共鳴するような方を率先してお繋ぎしています。 また、感性に響くという点から「3x3 Lab Future写真倶楽部」を立ち上げました。これまで皇居や浅草に行きましたが、皆で同じ場所を見ていても、作品は全く違うものになり私自身も驚いています。撮ったものを当日皆で見るという仕組みを導入しているので、共感の共有につながっています。
サスティナブルをテーマにする場所だからこそ、時にはこういった収益に捉わない、気付きを創出する機会も必要ではないかと考えています。私自身の経験からいうと、不思議とそういった活動の方が、結果的に収益につながっていることが多いです。
Q4
3×3 Lab Futureをこう活用したい、というアイデアを教えてください。
A4
モノづくりに特化したコワーキングスペースが多い中、3x3 Lab Futureはコトづくりに特化しているという、他にはない特長を活かした活動がしたいです。 現段階では、写真部は写真を楽しむこと自体にフォーカスしています。
ただし、今後を考えると、例えば写真を撮りながら皇居の生態系を考えるコミュニティの創出など、サスティナブル寄りの企画も可能ではないかと思っています。 私の場合、3×3 Lab Futureは自らの視点を広げることが利用する目的になっています。なので、その場での収益性よりも、まずはメンバーの方々と楽しむことにフォーカスを当てたいです。
Q5
仕事や個人の活動において役に立った、おすすめの本を教えてください。
A5
インド仏教の頂点で奮闘されている、佐々井秀麗さんの自伝「破天」です。 この方は様々な失敗を繰り返し、時には自らが傷つき生死をさまよいながらも、愚直なまでに利他に基づき正道を歩む姿勢を貫いています。私はそんな生き方に共感しています。人生に悩んだら、読む価値がある一冊です。
もう一冊は経営に関するもので、ブラジル・セムコ社のリカルド・セムラーが書いた「セムラーイズム」です。かなり前に海外ではベストセラーになった本ですが、私は今でもこの会社の既成概念に捉われない姿勢が、経営の究極のカタチだと思っています。
Q6
仕事や個人の活動において、あなたが大切にしていることは何ですか。
A6
なによりもご縁を大切にしています。 情報化社会の中、デバイスの発達によって人と人との関係性が希薄なものになりつつあります。ただし、いくら便利な世の中になったとしても、人の心が無くなる訳ではありません。 お陰様で松山工業は、ご縁がある多くの方々に支えられて好調を維持しています。
2017年には国際ロボット展という展示会で、ホール半分を無償で貸していただき、イベントの企画運営に携わりました。100名近い方にご協力いただき、1万人近い来場者に楽しんでいただきました。 こういったことが出来るようになったのも、ご縁を大切にしていたからだと思います。
鵜久森洋生(うくもり・ひろお)
松山工業株式会社 代表取締役社長

法政大学卒業後オカムラに入社。2001年松山工業に転職。経理、営業を経て2010年より現職。現在は経営全般に携わる他、モノづくりの側面を軸に企業間連携やスタートアップ支援を推進するコネクターとしても活動している。 (松山工業について)1941年創業の電機電子や輸送機向け商材を扱う商社。信越化学工業のシリコーン特約店。

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