- Q1
- あなたは、いまどのような仕事をしていますか。
- A1
- グッドデザイン賞は耳掻きから建築やソーシャルビジネスまで、社会をGOOD にしようとする全てが対象なので、あらゆることが範疇なのですが、今力を入れているのは受賞商品だけを販売する「GOOD DESIGN STORE」事業と新国際ビルにある「GOOD DESIGN Marunouchi(GDM)」。後者はデザイン(考え方や方法論なども含め)を身近にして、気軽にアクセスできる場を目指しています。
- Q2
- 3×3Lab Fuatureでやっていること、やりたいことは何ですか?
- A2
- 今3×3Lab Futureのみなさんにご協力いただき、GDMの連続講座「有楽町夜大学」として「有楽町の境界線を探す」講座を実施しています。どの辺りを有楽町と感じるかは実は茫洋としていて、その人が有楽町でどう過ごすか、何を楽しむかによってだいぶ違います。街を知って歩いて、自分が惹かれるものごとを通じて街と自分の関係を発見し、それを自分の地図に仕立てていくという講座です。こういう見方を手に入れることが、自分の生活をデザインすること、その先に街をデザインすることにつながっていると思います。
もともと、GDMは丸の内三丁目であるものの、ここは有楽町なのでは?と思ったことがきっかけで、こういうみんなが面白いと感じること、意識が発火するようなことをひとつの形にしてみることをやりたいです。
- Q3
- それをやるために、どんな仲間がほしいですか?
- A3
- とにかく自分の人生を楽しんでいる人、面白いことに目がない仲間というのがいるといいなと思います。まあ、仕事と遊びが分けられないタイプというか。
- Q4
- 3×3Lab Futureに期待することは何ですか?
- A4
- 自分の関心や興味のあることを、同じ関心をもつ人たちと楽しく学際的に研究する(学ぶ?)ことができる場かなと思います。なにかを「企画」して実施して、、というようなことではなく、いろいろなことが自律的に起こって、それがそれぞれの人の余白を広げてくれる場、というイメージがあります。
- Q5
- 今一番関心を持っていること、好きなこと、楽しみにしていること、を教えてください。
- A5
- 2017年2月現在、順不同で:有楽町地図づくり、これからの東京のデザイン、VISION GLASS NO PROBLEM、奥出雲、寝ること(特に金曜の夜の寝る瞬間)、ひとりで晩酌、飲みながらのオチのないアホなおしゃべり、だら飲みした後の夜明けの空、夜中に部屋を暗くして寝ながら見るテニスの中継、隣で聞く他人の恋愛談、ちょっとした旅、香港、たまにいくライブやコンサート、映画、サザンオールスターズ、今更直近ではまったRhymester、夏、まだやったことのない面白いこと。
川口真沙美(かわぐち・まさみ)
公益財団法人日本デザイン振興会(JDP) 事業部 課長
1977年神奈川県横浜市生まれ乙女座O型。青山学院大学経営学部経営学科卒業後、株式会社インタープラネッツコーポレーションにてプロデューサーとして勤務、東京デザイナーズウィーク事務局としてイベント企画・営業・運営、クリエイター向けインターネットサイトの営業・企画・運営等を担当。2006年末にJDPに入職。以来、グッドデザイン賞事業の運営、国内外でのグッドデザイン賞を通じたデザインのPR、小売・流通と組んだプロモーション事業など、「デザインのマーケティング」に取り組んでいます。
公益財団法人日本デザイン振興会(JDP)