日本文化で生活を豊かに
富士ビルさんでのオープニングパーティーのときに初めて3×3Laboにうかがい、新しい価値観・コミュニティが生まれる可能性・活気にあふれ面白い場だと感じました。計画中の「江戸時代の衣食住・文化・娯楽」から現代に生かすことができる知恵を学ぶシリーズ企画の会場にぴったりだと思い、「江戸スタイル入門」(全5回)を開催させていただきました。「場」の持つ力はとても大切で、江戸スタイル入門はおかげさまで、来場者のみなさまに熱心にご質問いただき、世代・業界を超えて参加者同士のコミュニケーションも活発化し終了後も時間を共有するなど、積極的に"参加"していただくことができました。新生3×3Laboでも、またイベントを企画したいです。今度は体験型もいいかもしれませんね!
- Q1
- ジャパントラディショナルカルチャーラボでの活動を教えてください。
- A1
- 「日本文化を通じて人々の生活をより豊かに」することを目指して活動しています。日本文化にまつわる企画、コンサルティングのほか、老舗企業とコラボした商品開発なども行っています。日本文化に対するハードルが高いイメージを払拭し、日本文化になじみがなかった方々にも気軽に体験していただけるサービスとして、「和食」「着物」「日本舞踊」など日本文化をいつでもどこでも学ぶことができる"ウェブスクール"「nippon labo」の事業なども展開しています。日本文化の核には、自然とともに生きる、深い思いやりの心があると感じています。国内だけでなく、海外にも「日本文化」の魅力や、その核にある「心」を伝えていけたらと思います。
- Q2
- 大丸有で好きな場所は?
- A2
- まず3×3Labo。いろいろな価値観・想いを持ったさまざまな職種の人が集まりながらも、高い意識、パッションは共通しています。緑が多い皇居エリア、知的で多様な文化発信源である仲通り・東京国際フォーラムも大好きです。
- Q3
- 大丸有のすごいと思うところは?
- A3
- ビジネス街でありながら、ショッピング、芸術など多彩な要素のある街で、自然と高層ビル、伝統と最新技術など、多様な価値観・人が混在しつつも、美しい景観を保ち、融合しているところがすごいです。こういう街は欧米にもなかなかないと思います。
- Q4
- 大丸有を1日好きにしてよければ何をしたい?
- A4
- クラシック音楽を"民主化"した東京国際フォーラム「ラ・フォルネ・ジュルネ」の、日本文化版を実現したいです。
歌舞伎や能など日本の伝統文化はハードルが高いと思われがちですが、お子様連れのご家族や日本文化になじみのない若い世代・外国人のお客様にも手軽な価格で気軽に楽しんでいただける企画を通じ、街の中で"民主化"できたらいいなと。
日本の伝統文化と最新のテクノロジーの融合による時代・ジャンル・世代を超えた新しい価値、過去・現在・未来の東京の街・文化の魅力を縦横無尽に体感できるような日本文化の祭典。次世代を担う若手の日本文化従事者・お客様の育成 、まちづくり、雇用の創出、海外発信にもつながるような...イメージがふくらみワクワクします。
- Q5
- あなたが一番大切にしているものは何ですか。
- A5
- ひとつひとつのご縁を大切に、あらゆる人、機会から謙虚に学ぶ姿勢。そして、それに感謝する心です。
神森真理子(かみもり・まりこ)
ジャパントラディショナルカルチャーラボ株式会社(JTCL)代表取締役
慶應義塾大学卒業。パリ第三大学で映像・アートビジネスを学んだ後、松竹株式会社入社。ベルギー・フランス生活を通じ、「日本文化の活性化」という生涯の目標を見出し、会社員としてマーケティング・PR業に従事しつつ、日本文化の伝道師として、日本文化・食・アートの魅力を発信するイベント企画・プロデュース・執筆・講演などを多数手掛ける。日本文化に関する多数の企画・コンサルティングプロジェクトに従事した後、独立しジャパントラディショナルカルチャーラボ株式会社 代表取締役に就任。日本文化関連の企画・コンサルティング、和の婚礼、日本文化を学べるwebスクール「nippon labo」などの事業を展開。日本酒「笑酒来福(しょうしゅらいふく)」、和のアクセサリー「豆銀(まめぎん)」など、和の商品企画・開発も手がける。+ART CLUB/「食とアートの会」主宰。利酒師・ワインエキスパート・フードアナリスト1級として、食・酒関連の発信も多数。
ジャパントラディショナルカルチャーラボ株式会社
いつでもどこでも日本文化を学べるwebスクール「nippon labo(ニッポン ラボ)」
神森真理子の『食を!アートを!日本文化を!楽しもう』