シリーズVOICE

【VOICE】澤内 隆さん

「地理バッ地理」塾主宰/帝国書院顧問/文教大学国際学部講師ほか

地理でバッ地理!

37年間、地理の教師を勤め上げ、現在は3つの法人顧問などをやりながら、「地理バッ地理」塾を主宰し、未来を自分で築く「MAKE(N)A(I) FUTURE」活動にも取り組んでいます。3×3Laboとは、開設前からこちらのみなさんと関わりがあり、富士ビルでオープンした当日に個人会員になっています。オープン講座にはできる限り参加し、時には打ち合わせスペースとして活用させていただきますが、何よりも居心地よく過ごせる空間だと感じています。2月からは、水曜日の3×3ランチーズで、「バッ地理NEWS」をやらせて頂くことにもなりました。これからも3×3Laboで"負けない未来"を作るための活動をしていきたいと思います。退職時のクラスが3年3組なので「3×3」は大好きです。

Q1
退職後、今のように未来を創る活動をするようになったきっかけは?
A1
37年間、中学・高校で地理を教えてきて、教え子は、上は53歳から下は16歳まで1万人以上います。同窓会で「先生、今、何やってるの?」と聞かれて、すごくグサッと来たのです。退職したから悠々自適で暮らせばいいじゃないかと言われますが、社会・経済の中にキチンと位置付けられる場所で、胸を張って「地理を活かした仕事をしているよ。」と言えることに取り組みたい。そう考えるようになりました。生活にリンクしたリアルな地理を学んだとき、生活はもっと豊かになるのではないでしょうか。「地理バッ地理」は現在、商標登録申請中です。辞世の句としたいからです。
Q2
「地理バッ地理」とは?
A2
「地理」とは「地」球「理」解であり、「地」域「理」解です。グローカルです。ぜひ一度3×3ランチーズで「バッ地理NEWS」を聞いていただきたいですね。大人になると小中学校で学んだ地理を忘れてしまうのはもったいないこと。今は小学生・大学生・社会人向けに地理を教えています。東京の地理・歴史をテーマに盛り込んだ「東京シティガイド検定」の子ども版「東京ジュニアガイド検定(仮称)」なども考え、11月に実施予定です。
Q3
大丸有で好きな場所は?
A3
東京駅ですね。山手線がつながっていなかった昔は「常盤橋停車場」と呼ばれていました。道路は日本橋が起点ですが、鉄道は東京駅がゼロポストなんですよ。
Q4
大丸有を1日好きにしてよければ何をしたい?
A4
東京オリ・パラのプレイベントを開催したいですね。ビルを使ったスポーツイベントです。三世代ができスポーツ・レクリエーション種目の実施です。「ダイマルユウピック」です。街中が参加することで、知らなかった地域の魅力にも気づくのではないでしょうか。何よりも三世代交流と健康寿命を延ばすことが目的です。オリ・パラレガシーにしたいです。
Q5
あなたが一番大切にしているものは何ですか。
A5
熱意です。熱意を持ってやれば、熱意が湧いてくるからです。「人を動かす」というのは、相手の行動を変えさせるのでなく、自らの行動を変えることによって相手が変わることを言うのだと思います。これは、デール・カーネギー『人を動かす』(創元社)の思想そのものです。この本を使用して、芝浦工大附属中・高で話し方講師を23年間続けています。
澤内隆(さわうち・たかし)

港区内の女子校で地理教師を務め、退職後にリメディアル教育として地理を大人・大学生などに教える「地理バッ地理塾」を主宰し、大学や社会人向け講座などで地理を教える。また、地理から派生し「観光」「まち歩き」「地域イベント」の活動にも取り組む。2つの大学講師のほか、帝国書院地図普及アドバイザー、クラブツーリズムまち歩きUXデザイナー、港区観光協会総務企画委員なども務める。余暇ツーリズム学会、イベント学会、日本レクリエーション協会などにも所属し多岐にわたる活動を展開している。

帝国書院
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